雄星、松坂DVDでセットポジション学び再出発
スポーツ報知

練習の最後にキャッチボールをする雄星

 『西武・雄星投手(18)が10日、Rソックス・松坂大輔投手(29)から学んで“再出発”することを誓った。デビュー戦となった9日のイースタン教育リーグ・巨人戦(西武D)では、2回を投げて打者11人から3安打3四球で3失点。課題のセットポジションでストライクが入らず、焦りからボークも受けた。「松坂さんがマウンドに上がると球場の雰囲気が変わる。間の取り方や、マウンドさばきを参考にしたいですね」と投球術のすべてを吸収する決意だ。

 きっかけは、Rソックス・松坂の助言だった。米フロリダ州ポートマイヤーズで、古巣の後輩がセットポジションで苦労していると知り、「下半身の動かし方、使い方。見せてあげられればいいんだけど」と気遣った。さらに、「自分はプロ1年目の時、生意気だったけど自信を持っていた。周囲の意見を聞く耳を持つことは大事だけど、どれが自分に合うかを選ぶことも大事」とエールを送った。

 雄星は昨年のドラフト終了後、球団関係者を通じて西武1~2年目の松坂の投球DVDを入手。「変化球も真っすぐもコントロールがいいし、(マウンドで)落ち着いていた。どこが違うのかを確認して、近づけるようにしていきたい」。セットでの体の使い方を参考にするつもりだ。

 この日は、西武第二球場室内練習場で約6時間の練習。キャッチボールをした工藤には、セットについての指導も受けた。11日からブルペンでの投球練習を再開予定。「セットを多めにすると思います。ノーワインドアップの時みたいに、思い切り腕を振ってストライクが取れるようにしたい」。実戦で課題を克服し、メジャーの先輩に吉報を届ける。』

松坂は本当にライオンズの後輩達を大切にしてくれるね。



松坂コーチ!工藤コーチ!西武・雄星にW金言
サンケイスポーツ

前日の実戦初登板でセットポジションからの投球に課題を残した雄星。

 『2人のウルトラマンがやってきた!? 西武のドラフト1位、雄星投手(18)=菊池雄星、岩手・花巻東高=が10日、米大リーグ、レッドソックスの松坂大輔投手(29)、西武・工藤公康投手(46)から貴重なアドバイスを受けた。前日9日のプロ初登板は2回3失点。“悩めるウチの黄金ルーキー”を救え-。さっそく、西武の大先輩が動いた。

 ウルトラマンがピンチになったとき、光の国から父に母に兄弟…と、必ず助っ人がやってくる。

 雄星がピンチになったとき、先輩が救いの手を差しのべる。プロの厳しさを思い知らされたデビュー戦から一夜明け、2人の救世主が現れた。

 まずは海の向こうから“金言”が届いた。

 「(自分の)下半身の動かし方、使い方を見せてあげられればいいんだけど…」。米フロリダ州フォートマイヤーズでキャンプ中の松坂だ。

 雄星は初登板となった9日の教育リーグ・巨人戦(西武ドーム)で走者を出した途端、球速が130キロ台前半にガタ落ち。3四球と制球も乱れて3失点。ほろ苦い初陣では、セットポジションからの投球に問題があることを露呈した。だから…。

 オレを手本にしてほしい-。松坂は自らの体の使い方が課題克服の参考になると、メディアを通してアドバイス。“怪物の見解”を埼玉・所沢の西武第2球場で伝え聞いた雄星は目を輝かせた。

 実は入団直後、松坂の西武1、2年目時代の映像をDVDに収録してもらい、貴重なバイブルにしている。

 「うれしい。さっそくDVDを見直して勉強します。松坂さんの間の取り方、マウンドさばきは本当に参考になる」

 日米通算145勝の松坂だけではなかった。この日は通算224勝のベテラン工藤に頭を下げ、「セットの入り方、投げ方や足の上げ方とかを教えてもらった」と助言を受けた。

 プロで計369勝を挙げている2人は、間違いなく雄星にとってのウルトラマン。2人の“臨時コーチ”が悩める雄星に光を与えた。

 「(2人以外にも)西武にはすばらしい監督、コーチがいるので、その言葉を信じてやっていけば問題ないと思います」

 黄金ルーキーが力強く立ち上がる日をみんなが待っている。』

例えがウルトラマンって、サンスポ…(苦笑) 16年ぶりにライオンズに戻って来た公康も、後輩を大事にしてくれるなぁ。うちは本当にイイ選手に恵まれてるな。



雄星「声を掛けてもらえてうれしい」
スポーツニッポン

工藤(左)からアドバイスを受ける雄星

 『プロ初登板となった9日の教育リーグ・巨人戦で2回3失点に終わった西武・雄星は一夜明けた10日、埼玉・所沢の西武第2で練習。左ひじの張りを訴えて2軍調整中の工藤とキャッチボールを行い、「セットポジションの入り方や投げ方を教わりました」と話した。

 海の向こうの松坂から届いた激励には、「声を掛けてもらえるのはうれしいこと。松坂さんみたいに(プロに入って)早い時期に結果を出せればいいんですけど、僕はまだまだそんな段階じゃない」。

 その上で昨秋のドラフト後に、球団関係者を通じて松坂の新人時代の投球シーンが収録されているDVDを入手していたことを明かし「セットでの間の取り方、マウンドさばきも参考になる。少しでも近づけるようにDVDを見直していきたい」とした。

 ただ、多くの評論家が投球フォーム修正の必要性を説く中で、「周りは関係ない。(自軍の)コーチを信じていくだけ。順番を間違わないようにやっていきたい」と確固たる意志ものぞかせた。』

一度、型を忘れて、自分の投げ易いように投げてみたら? 頭で考える前に、身体を素直に動かせばイイんじゃないかと思う。



雄星に“先輩”松坂からの手紙…考えすぎじゃないかな
スポーツニッポン

 『雄星よ、くじけるな!レッドソックスの松坂大輔投手(29)が9日(日本時間10日)、西武OBの先輩投手として、キャンプ地の米フロリダ州フォートマイヤーズから、プロの壁にぶち当たっている西武・雄星投手(18)に激しくも優しいエールを送った。

雄星くんへ――

 僕もライオンズ出身なので、他のチームのルーキーより雄星くんのことを断然気にしています。前日のデビュー戦は、セットポジションから腕が振れなかったと聞いたけど、セットで球威が落ちるのは(プロとしては)致命的。高校レベルだったら多少球威が落ちても抑えられるから、これまでそんなに気にならなかっただろうけど。近くにいたらいくらでも話すし、本当は僕が下半身の動かし方や使い方を実際に見せてあげられたら一番いいんだろうけどね。僕の1年目の時は本当に東尾監督から「あの投手のこういうところを見ておけ」としょっちゅう言われていて、自分に足りないところを補っていくというのをキャンプ中からやっていた。雄星くんはよく本を読むって聞いているし、研究熱心だというのも聞いているけど、やっぱり考えすぎじゃないかな。物事を知りすぎて、頭に詰め込みすぎても結果的には駄目だと思う。頭だけで考えていたら、どつぼにはまってしまう可能性がある。僕も入団した時には(石井)貴さん、(森)慎二さんも球が速かったし、すげーなって思ってたけど、それ以上に速く投げてやろうとは思ったことはない。生意気だけど、自分に自信があったから。だから他の選手やメディアに対して過剰に意識することはなかった。「自分の中での絶対に曲げない、信念を貫く」ということが大事とは高校の監督にも言われたし、それから桑田さんに会って「とにかくがむしゃらにやれ」って言われて。その言葉が一番大きかった。1年間がむしゃらにやれば、いろいろと課題も出てくるし、それが出てきたら1つずつ消化していけばいい。とにかくフォームとか、最初からいろいろと考えすぎないこと。高校時代に速い球を投げていて、それが今投げられないっていうのは思うように体が動いていないんじゃないかな?

 それだけのボールを投げていたのだから、最初はそのままでいいんだよ。フォーム的なことよりも体力的なことが問題で、プロで1年間野球をやる体力があるかどうか。体力に自信があったからこそ、僕はなんとかできた。周囲の助言を聞く耳を持つことは大事だけど、それが自分にとって必要か必要でないかできる判断が重要だと思う。人づてに様子を伝え聞いても、伸び伸びやっている感じがしないんだよね。疲れが顔に出ているような気がする。一番大事なのは、野球をやっていて楽しいかどうか。僕は(最初のオープン戦登板の阪神戦で)ボコボコに打たれても気にしなかった。打たれるべくして打たれたってね。周囲の過剰な期待に時には疲れるだろうけど、石川遼君だってそうだっただろうし、そこはやっぱり背負わないといけない、背負っていかないといけない運命にあると思う。

レッドソックス・松坂 大輔』

スポニチ、凄いな。松坂の手紙全文、載せてイイの?(苦笑) それにしても、今でも松坂とライオンズはイイ関係が続いてるなぁ。それが凄く嬉しい。

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