岡田監督「何も頭に浮かばない」
デイリースポーツ
『オリックス・小瀬浩之外野手(24)の転落死を受けた岡田彰布監督(52)は5日夜、憔悴した表情で会見に応じた。6日は1、2軍全員での練習継続を決めたものの、選手、スタッフにかける言葉にも困る様子が、ショックの大きさを物語っていた。
◇ ◇
キャンプ初の休日が、暗転した。コーチ陣とのゴルフをしていた岡田監督に一報が届いたのはホールアウト後だった。先にホールアウトして、連絡を受けていた小林ヘッドを通じて小瀬の転落死を聞いた岡田監督は「わけが分からんかった」と混乱したまま、血相を変えて球団職員の運転する車に飛び乗った。
「小林さんもうろたえていたんやけど『転落した』というようなことだけは分かった」と、その時の様子を振り返った。
いったんチーム宿舎に戻ってきた岡田監督は、横田昭作管理部長とともに再び宿舎を出て、宮古島市内の宮古島警察署へ向かった。「このキャンプの責任者やから」と事情聴取に応じたものの、未来ある選手が死に至った理由はまったく思い浮かばない。
最後に小瀬を見たのが前日、特打を行っている姿だったという。昨年11月、監督に就任したばかりの秋季キャンプでは小瀬のバッティングに「めちゃくちゃ、バットコントロールがうまいなあ」と大成を予感していた選手の未来が突然、閉ざされたことに「チームの一員。昨日まで一緒にやってたんや。考えられへん」と、まだ信じられない様子で振り返った。
午後8時50分に姿を現した岡田監督は直前までコーチ陣と日高選手会長らと話し合いを持ったが「『元気でやろう』なんて言うてもできんやろ。『どうしろ』とは、よう言わん」と、全員の顔に浮かんだ悲しみの表情に、言葉を失ったことを明かした。
その話し合いでは6日以降のキャンプ継続、開始前の黙とう、6日の練習は1、2軍全員がメーン球場に集合することなどを確認した。しかしそれ以上のことは岡田監督ですら明確な道筋を示すことができない。
「何も頭に浮かばない。何日間かは、(まともな練習ができなくても)しょうがないかも分からん。今の段階で『前向いて』とは、オレは選手によう言わん。そんな簡単なものじゃない」-。突然失った仲間。全員が、全員じゃなくなった現実をまだ、受け止めることはできない。』
★自身の気持ちの整理が出来ない状態で、選手達に「がんばろう」なんて、流石に指揮官でも言えないよな…。
涙のオリックスナイン、まだ受け止められず…
スポーツニッポン
<オリックスキャンプ>亡くなった小瀬浩之選手に黙とうをささげる岡田監督(左から3人目)らオリックスの選手、関係者
『オリックスは小瀬浩之外野手(享年24)の転落死から一夜明けた6日、キャンプ地の沖縄・宮古島で練習を行った。宮古島市民球場には球団旗が半旗として掲げられ、岡田彰布監督(52)をはじめ1、2軍の全選手らが練習前に黙とう。小瀬選手の冥福を祈った。この日の練習はチームメートの急死による選手への影響を考慮し、午後1時までの2時間半に短縮。岡田オリックスが深い悲しみに暮れた。
練習どころではなかった。横山は泣き崩れ、坂口はサングラスで涙を隠しながら打撃練習を行った。キャンプ期間中にチームメートが転落死するという前代未聞の悲劇。一夜明けても悲しみは薄らぐはずがなかった。
「どうしたらええか分からない。本当にどうしたら…。それが本音よ。(ショックは)強い。戦力がどうこうじゃない。亡くなっているわけやから」。うつろな目の岡田監督が重い口を開いた。
指揮官はじめ首脳陣、田口らナインはユニホームの右袖に喪章をつけ、硬い表情で球場入り。無言を貫き、小瀬選手と仲の良かった大引や山崎は大粒の涙をこぼしていた。同じ宮古島でキャンプを張る2軍ナインも集合。西名オーナー代行も急きょ駆けつけ、練習前にスコアボード上で半旗にされた球団旗に向かって、黙とうをささげた。
午前10時半に始まった練習は重苦しいムードに包まれた。普段は球場に響くBGMも聞こえない。選手たちの掛け声も聞こえない。ただ、時間だけが過ぎた。外国人のカブレラは帽子に小瀬選手の背番号「41」をマジックで書いてチームメートの早過ぎる死を悼んだ。選手たちの精神状態を配慮して午後1時で終了。夜間練習も中止にした。
「どこかで切り替えて新たな気持ちでキャンプをもう1回スタートを切らないとアカン」。岡田監督は自らに言い聞かせるように話した。7日の練習も同じように時間を短縮。予定していた野球教室などのイベントも中止にした。第3クールに予定されていた紅白戦開催も未定。3月20日の開幕まで42日。誰もが現実を受け止められないでいる。』
★前日まで一緒に練習していた仲間が突然亡くなるんだもん。そんな簡単に切り替えられないよなぁ…。
オリ“小瀬ショック”…8日以降日程白紙
日刊スポーツ
亡くなった小瀬浩之さんに黙とうをささげるオリックスの選手ら
『オリックスは小瀬浩之外野手(享年24)の転落死から一夜明けた6日、沖縄・宮古島キャンプ第2クール初日の練習を行ったが、自殺とみられる同僚の急死で選手の影響を考慮し、通常の半分に練習時間を短縮した。岡田彰布監督(52)は「どうしたらええんか分からん」とショックでタクトを振れない状況。7日の野球教室を急きょ中止し、8日以降の練習日程も白紙の状況だ。あらためて衝撃の大きさをうかがわせた。
キャンプ期間中に選手が転落死するという前代未聞の悲劇。突然、オリックスを襲ったショックはこの日も続いていた。岡田監督をはじめ首脳陣、選手はユニホームの袖に喪章をつけ球場入り。練習前には2軍も集合し、スコアボード上で半旗にされた球団旗に向かって黙とうし、小瀬さんの冥福を祈った。
小瀬さんと仲良しだった大引の目ははれ、今にも涙が落ちそうだった。「何でもっと力になってやれなかったのか。ただ自分の無力さを悔やむ。本当にすまなかった」。自身のブログでこうつづり、仲間を救えなかった自責の念にかられていた。三塁側の選手ロッカー室には小瀬さんの荷物が当時のまま置かれていた。
練習中は選手のかけ声もBGMもなく、重苦しい空気に包まれた。観客もまばらで、柵越えが出てもヒットが出ても静寂な時間が続いた。「ワイワイ声を出して、とはならんわ」と岡田監督。練習は約半分となる2時間半で切り上げた。選手全員が無言を貫いてバスに乗り込む、異様な光景だった。
岡田監督は「どうしたらええんか分からん。気持ちの整理とかできない。これは戦力の問題やない。亡くなってるんや」。心に大きな傷を負ったナインをどう奮い立たせ、導けばいいのか。「どこかで1回切り替えんと(開幕まで)日にちは待ってくれん。状況がはっきりせんし、明日だけは今日の感じやけど、あさってからは分からん」。通夜や告別式、球団の対応も協議段階とあって、8日以降の動きは白紙。今後、紅白戦など重要度が高いメニューにも影響が出ることは必至だ。
7日の野球教室は急きょ、キャンセル。「また普通にキャンプができるようにせな。新たな気持ちでキャンプをもう1度始めないと」と言い聞かせるように声を絞り出した。』
★仲の良かった選手達が責任を感じてしまう事がツライね。
小瀬選手、携帯とスリッパ揃え7~8階非常階段から…遺族が悲しみの対面
スポーツ報知
『オリックスの小瀬浩之外野手(享年24歳)の転落死から一夜明けた6日、遺族が宮古島入りし、悲しみの対面を果たした。
悲報から一夜明けたこの日、遺族も悲しみの対面を果たした。午後になって、父・富雄さん(63)、由紀子夫人(25)とその両親らが、担当の藤井康雄スカウトに付き添われて宮古島入り。由紀子夫人は空港からずっと泣き続けるような状態で、そのまま沖縄県警・宮古島警察署に向かった。
署内では遺体と対面し、死亡についての説明を受けた。「なんとお声を掛けていいのか分からない状況でした」と立ち会った球団関係者も声を詰まらせた。その後、事情を聞かれた由紀子夫人が県警を出たのは、到着から4時間以上たった午後5時半だった。選手宿舎では、遺族が小瀬選手の宿泊部屋から荷物を取り出し、西名球団社長、岡田監督らと面会した。
小瀬選手は宿舎新館の7階と8階の間の非常階段から転落したとみられ、そこには携帯電話とスリッパがそろえられていたという。県警では事件性はなく、自殺とみている模様だが、宮古島署は「まだ捜査がすべて終わったわけではない。今の段階では何も答えられない」と話した。7日には県警が遺族に捜査の最終報告を行う予定で、それを受けて球団側も今後の対応を協議する。』
★事件であってもらっちゃ困るけど、せめて事故であって欲しいと思っちゃうね。でも、スリッパとケータイを揃えて…。矢張り自ら選んだのか…。
オリ・カブレラ、1軍合流…帽子に「41」
サンケイスポーツ
帽子に小瀬の背番号41を書き入れて打撃練習するカブレラ
『オリックス・カブレラが6日、1軍に合流。18日の1次キャンプ打ち上げ後も、2軍の宮古島キャンプには残らず、1軍の高知2次キャンプに帯同することが決まった。「こっちのメンバーに入れる。実戦は高知へ行ってから」と岡田監督。カブレラはこの日朝、亡くなった小瀬外野手の背番号「41」を帽子に書き込んで出陣。仲間の思いも背負って戦う決意を示した。』
★カブレラって、チームメイトに絡むのとか好きだからねぇ←いや、他球団の選手にも思いっきり絡んでるが(苦笑) 優しいんだよね、カブレラ。
ロッテ、半旗でオリックス・小瀬の冥福祈る
サンケイスポーツ
『ロッテは6日、オリックス・小瀬浩之選手が5日に転落死したことを受け、同一リーグでもあり球団旗を半旗にし故人の冥福を祈った。昨年まで11年間オリックスでプレーし、今季からロッテの一員となった川越は「小瀬は真面目でひょうきんな一面もあった。今季はけががなければレギュラーを獲れたと思う。信じられない」と意気消沈した様子だった。』
★偉いな、ロッテ。
加藤コミッショナー「将来有為の選手」
デイリースポーツ
『NPBの加藤良三コミッショナー(68)が6日、楽天の久米島キャンプを訪れ、5日に転落死したオリックス・小瀬浩之外野手について「将来有為の選手。野球人口600万人を超える中で、プロ野球選手は900人しかいない。その中でもあれだけの期待を持たれている選手。亡くなったことは残念です」と沈痛な表情で語った。オリックスの宮古島キャンプの視察は予定していない。』
★900人いても、その中で活躍してる選手は一部。活躍を期待される選手だって数少ないのに…。
小瀬外野手の遺体、遺族へ
デイリースポーツ
『岡田監督らが見送り プロ野球オリックスが沖縄県宮古島市で行っているキャンプ中に宿舎で転落死した小瀬浩之外野手(24)の遺体が7日、県警から遺族に引き渡され、岡田彰布監督や選手らが遺体を見送った。
岡田監督や首脳陣をはじめ1、2軍の選手全員は、練習前に大型バス3台などに分乗して急きょ宮古島署に向かい、遺体を乗せた車の両側に整列。見送りを終え、球場へ向かうバスに乗り込む際には涙ぐむ選手もいた。
キャンプは第2クールの2日目で、前日に続いて練習時間を短縮して行う予定。』
★オリのキャンプに大きな影響を与えてるねぇ。小瀬はそういう事を考える余裕もなかったかなぁ…。
小瀬さんの近大背番号「7」今年は欠番
日刊スポーツ
『転落死したオリックス小瀬浩之外野手(享年24)が近大時代に関西学生野球リーグ戦でつけていた背番号「7」が今年は欠番になる。衝撃の死から一夜明け6日、榎本保監督(54)は「小瀬の思い出がある。今年1年は7番は使わずにおきます」と明かした。昨年は阪神ドラフト5位の藤川俊介(22)が背負ってきた主力の番号だった。野球部は練習前、奈良・生駒市のグラウンドで一塁後方にあたる宮古島の方角に向かい黙とう。榎本監督は「球団に多大な迷惑をかけた」と謝罪に行くことを検討したが、関係者の手をわずらわせると判断。「小瀬の帰りを待ちます」と話した。』
★みんなが責任を感じちゃってるね。それがとっても悲しいよ。
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デイリースポーツ
『オリックス・小瀬浩之外野手(24)の転落死を受けた岡田彰布監督(52)は5日夜、憔悴した表情で会見に応じた。6日は1、2軍全員での練習継続を決めたものの、選手、スタッフにかける言葉にも困る様子が、ショックの大きさを物語っていた。
◇ ◇
キャンプ初の休日が、暗転した。コーチ陣とのゴルフをしていた岡田監督に一報が届いたのはホールアウト後だった。先にホールアウトして、連絡を受けていた小林ヘッドを通じて小瀬の転落死を聞いた岡田監督は「わけが分からんかった」と混乱したまま、血相を変えて球団職員の運転する車に飛び乗った。
「小林さんもうろたえていたんやけど『転落した』というようなことだけは分かった」と、その時の様子を振り返った。
いったんチーム宿舎に戻ってきた岡田監督は、横田昭作管理部長とともに再び宿舎を出て、宮古島市内の宮古島警察署へ向かった。「このキャンプの責任者やから」と事情聴取に応じたものの、未来ある選手が死に至った理由はまったく思い浮かばない。
最後に小瀬を見たのが前日、特打を行っている姿だったという。昨年11月、監督に就任したばかりの秋季キャンプでは小瀬のバッティングに「めちゃくちゃ、バットコントロールがうまいなあ」と大成を予感していた選手の未来が突然、閉ざされたことに「チームの一員。昨日まで一緒にやってたんや。考えられへん」と、まだ信じられない様子で振り返った。
午後8時50分に姿を現した岡田監督は直前までコーチ陣と日高選手会長らと話し合いを持ったが「『元気でやろう』なんて言うてもできんやろ。『どうしろ』とは、よう言わん」と、全員の顔に浮かんだ悲しみの表情に、言葉を失ったことを明かした。
その話し合いでは6日以降のキャンプ継続、開始前の黙とう、6日の練習は1、2軍全員がメーン球場に集合することなどを確認した。しかしそれ以上のことは岡田監督ですら明確な道筋を示すことができない。
「何も頭に浮かばない。何日間かは、(まともな練習ができなくても)しょうがないかも分からん。今の段階で『前向いて』とは、オレは選手によう言わん。そんな簡単なものじゃない」-。突然失った仲間。全員が、全員じゃなくなった現実をまだ、受け止めることはできない。』
★自身の気持ちの整理が出来ない状態で、選手達に「がんばろう」なんて、流石に指揮官でも言えないよな…。
涙のオリックスナイン、まだ受け止められず…
スポーツニッポン
<オリックスキャンプ>亡くなった小瀬浩之選手に黙とうをささげる岡田監督(左から3人目)らオリックスの選手、関係者
『オリックスは小瀬浩之外野手(享年24)の転落死から一夜明けた6日、キャンプ地の沖縄・宮古島で練習を行った。宮古島市民球場には球団旗が半旗として掲げられ、岡田彰布監督(52)をはじめ1、2軍の全選手らが練習前に黙とう。小瀬選手の冥福を祈った。この日の練習はチームメートの急死による選手への影響を考慮し、午後1時までの2時間半に短縮。岡田オリックスが深い悲しみに暮れた。
練習どころではなかった。横山は泣き崩れ、坂口はサングラスで涙を隠しながら打撃練習を行った。キャンプ期間中にチームメートが転落死するという前代未聞の悲劇。一夜明けても悲しみは薄らぐはずがなかった。
「どうしたらええか分からない。本当にどうしたら…。それが本音よ。(ショックは)強い。戦力がどうこうじゃない。亡くなっているわけやから」。うつろな目の岡田監督が重い口を開いた。
指揮官はじめ首脳陣、田口らナインはユニホームの右袖に喪章をつけ、硬い表情で球場入り。無言を貫き、小瀬選手と仲の良かった大引や山崎は大粒の涙をこぼしていた。同じ宮古島でキャンプを張る2軍ナインも集合。西名オーナー代行も急きょ駆けつけ、練習前にスコアボード上で半旗にされた球団旗に向かって、黙とうをささげた。
午前10時半に始まった練習は重苦しいムードに包まれた。普段は球場に響くBGMも聞こえない。選手たちの掛け声も聞こえない。ただ、時間だけが過ぎた。外国人のカブレラは帽子に小瀬選手の背番号「41」をマジックで書いてチームメートの早過ぎる死を悼んだ。選手たちの精神状態を配慮して午後1時で終了。夜間練習も中止にした。
「どこかで切り替えて新たな気持ちでキャンプをもう1回スタートを切らないとアカン」。岡田監督は自らに言い聞かせるように話した。7日の練習も同じように時間を短縮。予定していた野球教室などのイベントも中止にした。第3クールに予定されていた紅白戦開催も未定。3月20日の開幕まで42日。誰もが現実を受け止められないでいる。』
★前日まで一緒に練習していた仲間が突然亡くなるんだもん。そんな簡単に切り替えられないよなぁ…。
オリ“小瀬ショック”…8日以降日程白紙
日刊スポーツ
亡くなった小瀬浩之さんに黙とうをささげるオリックスの選手ら
『オリックスは小瀬浩之外野手(享年24)の転落死から一夜明けた6日、沖縄・宮古島キャンプ第2クール初日の練習を行ったが、自殺とみられる同僚の急死で選手の影響を考慮し、通常の半分に練習時間を短縮した。岡田彰布監督(52)は「どうしたらええんか分からん」とショックでタクトを振れない状況。7日の野球教室を急きょ中止し、8日以降の練習日程も白紙の状況だ。あらためて衝撃の大きさをうかがわせた。
キャンプ期間中に選手が転落死するという前代未聞の悲劇。突然、オリックスを襲ったショックはこの日も続いていた。岡田監督をはじめ首脳陣、選手はユニホームの袖に喪章をつけ球場入り。練習前には2軍も集合し、スコアボード上で半旗にされた球団旗に向かって黙とうし、小瀬さんの冥福を祈った。
小瀬さんと仲良しだった大引の目ははれ、今にも涙が落ちそうだった。「何でもっと力になってやれなかったのか。ただ自分の無力さを悔やむ。本当にすまなかった」。自身のブログでこうつづり、仲間を救えなかった自責の念にかられていた。三塁側の選手ロッカー室には小瀬さんの荷物が当時のまま置かれていた。
練習中は選手のかけ声もBGMもなく、重苦しい空気に包まれた。観客もまばらで、柵越えが出てもヒットが出ても静寂な時間が続いた。「ワイワイ声を出して、とはならんわ」と岡田監督。練習は約半分となる2時間半で切り上げた。選手全員が無言を貫いてバスに乗り込む、異様な光景だった。
岡田監督は「どうしたらええんか分からん。気持ちの整理とかできない。これは戦力の問題やない。亡くなってるんや」。心に大きな傷を負ったナインをどう奮い立たせ、導けばいいのか。「どこかで1回切り替えんと(開幕まで)日にちは待ってくれん。状況がはっきりせんし、明日だけは今日の感じやけど、あさってからは分からん」。通夜や告別式、球団の対応も協議段階とあって、8日以降の動きは白紙。今後、紅白戦など重要度が高いメニューにも影響が出ることは必至だ。
7日の野球教室は急きょ、キャンセル。「また普通にキャンプができるようにせな。新たな気持ちでキャンプをもう1度始めないと」と言い聞かせるように声を絞り出した。』
★仲の良かった選手達が責任を感じてしまう事がツライね。
小瀬選手、携帯とスリッパ揃え7~8階非常階段から…遺族が悲しみの対面
スポーツ報知
『オリックスの小瀬浩之外野手(享年24歳)の転落死から一夜明けた6日、遺族が宮古島入りし、悲しみの対面を果たした。
悲報から一夜明けたこの日、遺族も悲しみの対面を果たした。午後になって、父・富雄さん(63)、由紀子夫人(25)とその両親らが、担当の藤井康雄スカウトに付き添われて宮古島入り。由紀子夫人は空港からずっと泣き続けるような状態で、そのまま沖縄県警・宮古島警察署に向かった。
署内では遺体と対面し、死亡についての説明を受けた。「なんとお声を掛けていいのか分からない状況でした」と立ち会った球団関係者も声を詰まらせた。その後、事情を聞かれた由紀子夫人が県警を出たのは、到着から4時間以上たった午後5時半だった。選手宿舎では、遺族が小瀬選手の宿泊部屋から荷物を取り出し、西名球団社長、岡田監督らと面会した。
小瀬選手は宿舎新館の7階と8階の間の非常階段から転落したとみられ、そこには携帯電話とスリッパがそろえられていたという。県警では事件性はなく、自殺とみている模様だが、宮古島署は「まだ捜査がすべて終わったわけではない。今の段階では何も答えられない」と話した。7日には県警が遺族に捜査の最終報告を行う予定で、それを受けて球団側も今後の対応を協議する。』
★事件であってもらっちゃ困るけど、せめて事故であって欲しいと思っちゃうね。でも、スリッパとケータイを揃えて…。矢張り自ら選んだのか…。
オリ・カブレラ、1軍合流…帽子に「41」
サンケイスポーツ
帽子に小瀬の背番号41を書き入れて打撃練習するカブレラ
『オリックス・カブレラが6日、1軍に合流。18日の1次キャンプ打ち上げ後も、2軍の宮古島キャンプには残らず、1軍の高知2次キャンプに帯同することが決まった。「こっちのメンバーに入れる。実戦は高知へ行ってから」と岡田監督。カブレラはこの日朝、亡くなった小瀬外野手の背番号「41」を帽子に書き込んで出陣。仲間の思いも背負って戦う決意を示した。』
★カブレラって、チームメイトに絡むのとか好きだからねぇ←いや、他球団の選手にも思いっきり絡んでるが(苦笑) 優しいんだよね、カブレラ。
ロッテ、半旗でオリックス・小瀬の冥福祈る
サンケイスポーツ
『ロッテは6日、オリックス・小瀬浩之選手が5日に転落死したことを受け、同一リーグでもあり球団旗を半旗にし故人の冥福を祈った。昨年まで11年間オリックスでプレーし、今季からロッテの一員となった川越は「小瀬は真面目でひょうきんな一面もあった。今季はけががなければレギュラーを獲れたと思う。信じられない」と意気消沈した様子だった。』
★偉いな、ロッテ。
加藤コミッショナー「将来有為の選手」
デイリースポーツ
『NPBの加藤良三コミッショナー(68)が6日、楽天の久米島キャンプを訪れ、5日に転落死したオリックス・小瀬浩之外野手について「将来有為の選手。野球人口600万人を超える中で、プロ野球選手は900人しかいない。その中でもあれだけの期待を持たれている選手。亡くなったことは残念です」と沈痛な表情で語った。オリックスの宮古島キャンプの視察は予定していない。』
★900人いても、その中で活躍してる選手は一部。活躍を期待される選手だって数少ないのに…。
小瀬外野手の遺体、遺族へ
デイリースポーツ
『岡田監督らが見送り プロ野球オリックスが沖縄県宮古島市で行っているキャンプ中に宿舎で転落死した小瀬浩之外野手(24)の遺体が7日、県警から遺族に引き渡され、岡田彰布監督や選手らが遺体を見送った。
岡田監督や首脳陣をはじめ1、2軍の選手全員は、練習前に大型バス3台などに分乗して急きょ宮古島署に向かい、遺体を乗せた車の両側に整列。見送りを終え、球場へ向かうバスに乗り込む際には涙ぐむ選手もいた。
キャンプは第2クールの2日目で、前日に続いて練習時間を短縮して行う予定。』
★オリのキャンプに大きな影響を与えてるねぇ。小瀬はそういう事を考える余裕もなかったかなぁ…。
小瀬さんの近大背番号「7」今年は欠番
日刊スポーツ
『転落死したオリックス小瀬浩之外野手(享年24)が近大時代に関西学生野球リーグ戦でつけていた背番号「7」が今年は欠番になる。衝撃の死から一夜明け6日、榎本保監督(54)は「小瀬の思い出がある。今年1年は7番は使わずにおきます」と明かした。昨年は阪神ドラフト5位の藤川俊介(22)が背負ってきた主力の番号だった。野球部は練習前、奈良・生駒市のグラウンドで一塁後方にあたる宮古島の方角に向かい黙とう。榎本監督は「球団に多大な迷惑をかけた」と謝罪に行くことを検討したが、関係者の手をわずらわせると判断。「小瀬の帰りを待ちます」と話した。』
★みんなが責任を感じちゃってるね。それがとっても悲しいよ。
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