西武・雄星、調子悪くも“実戦”60球
サンケイスポーツ

打者を想定し、捕手にサインを出させて投球した雄星

 『疲れたときこそ“実戦”-。西武のドラフト1位、雄星投手(18)=菊池雄星、花巻東高=が宮崎・南郷キャンプ第1クール最終日の4日、ブルペンで実戦を想定した60球の投球練習を行った。朝から不調を自覚していたが、シーズン中も調子が悪いときに投げることがほとんどというのが雄星の考え。打者10人を想定し、四球は2つと制球をまとめ、手応えを感じ取った。

 体が重い…。肩もひじも張っている。だからこそ、雄星はブルペンで実戦を想定した。初日から実戦仕様だったが、この日は捕手の吉見にサインを出させる本格モード。捕手を座らせての全60球のうち、最初と最後の5球ずつを除く50球で“打者”10人と対戦した。

 先頭を“3球三振”に仕留めると5人目まで無四球。6、7人目にフルカウントから四球を与えたが、最後の3人はしっかり“三振”で締めた。初披露したフォークはすっぽ抜けたものの、スライダーでストライクを稼ぐ上々の内容だった。

 「朝から腕も上がらないような状態でした。でも、調子が悪いときにいかに投げるかが大事。悪いときこそやっておきたかった。シーズン中も悪い状態で投げるのがほとんどだと思う」

 疲れがピークになるクール最終日にあえて実戦を想定したのは、18歳らしからぬ意識の高さ。春夏連続で甲子園に出場した昨年も、本当にいい状態で投げられたのは九回一死まで無安打に抑えたセンバツ初戦の鵡川(北海道)戦だけという。

 反省もあった。吉見のサインに2度、首を振ったことだ。直球の要求に「腕が上がらなくて直球が投げられなかった」と楽に投げられるスライダーを選択。これを見ていた渡辺監督から「ひじだけでスライダーを投げるな。それだけは絶対にやめろ」と注意され、しっかりと肝に銘じた。

 「フォームも固まってきたし、制球面の課題も克服できてきた。この調子でいきたいです」

 2日にブルペン入りした際には投球開始までの準備が長すぎるため、首脳陣から肩を作ってから入るように指示された。しかし、この日はいつもの雄星流。捕手を座らせるまでに47球かかった。「時間がなかったので…。時間配分はつかめてきたので、次からは考えてやりたい」と6日からの第2クールではプロ流を取り入れる。

 充実の表情で第1クールを終えた雄星は花巻東高の学年末試験のため、8-11日にキャンプを離れる。首脳陣は第2クールのフリー打撃登板や第3クールの実戦登板は見送る方針だが、左腕の実戦への意識は高まる一方だ。』

アップの順序が遅くなりました(汗) もぉ小瀬の件がショックで…。事後承諾みたいだな(苦笑)



雄星を警戒!虎007「すごい18歳」
デイリースポーツ

デイリースポーツ

 『西武のドラフト1位・雄星(菊池雄星)投手(18=花巻東高=が第1クール最終日の4日、今キャンプ3度目のブルペン入りで60球を投じた。視察した阪神の嶋田章弘スコアラーは、潜在能力の高さに警戒感を強めた。

  ◇  ◇

 ボールがミットに吸い込まれると力強い音がブルペンに響いた。雄星は前日、疲労からアーリーワークと投球練習を回避したが、この日は早出練習から参加。今キャンプ3度目のブルペン入りし、捕手を座らせて60球。高校時代にほとんど投げなかったフォークも試投した。

 「肩ひじが張って腕が上がらず調子は悪かった」と自己採点は辛かったが、他球団に先駆けて視察に訪れた阪神・嶋田スコアラーの評価は違った。「素晴らしい。投げながら調整できる。腕の使い方も思ったより柔らかい。すごい18歳」と驚きの声を上げた。

 昨秋のドラフト会議では阪神も雄星を1位指名し、抽選で敗れた。ブルペンで見る“逃した魚”は、やはり大きかった。「オープン戦まで(順調に)いけば、開幕(ローテ)にいけるんじゃないか」と開幕ローテ入りを予想した。

 今季、阪神が西武と戦うのは交流戦の4試合(5月26、27日・甲子園、6月9、10日・西武ドーム)だけ。2連戦ずつのため雄星が先発に入るとなれば、雨の中止などがなければ最大で2試合しか対戦がない。それでも嶋田スコアラーは「2試合当たる可能性もあるのでチェックしますよ」と明言。対策を立てなければ打ち崩すのは難しい、ということだろう。

 雄星は、第2クール以降は2日に1度のペースでブルペン入りする予定。「チームにもなじんできたし、このまま最終クールまでいければいいと思う」。着実に自信をつけている。』





雄星真剣ブルペン、初サインに堂々首振る
日刊スポーツ

ブルペン投球後、細川(左)にアドバイスを受ける雄星

 『西武のドラフト1位ルーキー菊池雄星投手(18=花巻東)が4日、フォークを解禁した。「腕が上がらない」という疲労がピークの中、2日ぶりのブルペンで59球を投げた。捕手にサインを出してもらい、20球の変化球を交え、偵察に訪れた阪神スコアラーから「開幕ローテに入る力がある」と絶賛された。卒業試験で8日から4日間チームを離れることもあり、実戦登板は当初予定していた第3クールから第4クール(16日~)以降にずれ込みそうだ。

 キャンプも4日目に入り、体は限界だったが、雄星はブルペンで打者をイメージして投げ続けた。「肩ひじが張って、腕が上がらないくらいでした。(力の入れ具合は)2、3割程度。でも調子が悪い時にいかに投げるかなので。変化球中心でバッター10人を想定して投げました」。スライダー14球に初めて解禁したフォーク6球も交え、59球を投げ込んだ。球を受けた吉見、細川に初めてサインを出してもらうなど、ブルペンでの真剣勝負は熱を帯びた。

 やるからには勝つことを意識していた。空想の9人目の打者を迎え、カウント2-2の場面。11歳年上の吉見が出したサインに、4回首を振ってスライダーを投げた。プロに入りたてのルーキーが、先輩捕手を相手になかなかできない行動だが「腕が上がらなくて、真っすぐが投げられなかったんです」と苦笑い。あくまで本番の苦しい状況を想定して、その時のベストボールを選択した。

 2日ぶりのブルペン。本調子でなくても、偵察に訪れた阪神嶋田章弘スコアラーの視線を独り占めした。「全部がいい。腕の使い方が柔らかい。剛速球より投げ方がキレイだね。(一緒のブルペンで投げていた)涌井にも見劣りしなかった」と絶賛。ブルペンで投げる涌井、岸といったマークすべき主力投手には脇目もふらず、最速155キロルーキーを注視し「オープン戦にうまく入れれば、開幕ローテに入る力がある」と太鼓判を押した。

 評価が高まれば、求められるレベルも高くなる。細川からは「ストライクを取りにいくと左肩が下がる。フォームを一定にしろ」と言われ、渡辺監督からは「(疲れて)下がったままのひじだけでスライダーを投げるな。実戦を意識しすぎずに真っすぐを磨け」と指導された。本人も自覚している。「いろいろなアドバイスをもらうので取捨選択します。順調にきてるので、このまま最終クールまで行ければ」。考えて投げる18歳は、立ち止まることなく第1クールを終えた。』





雄星、捕手のサイン受けて59球
日刊スポーツ

練習終了後、雄星はブルペン周辺を掃除する

 『西武のドラフト1位ルーキー菊池雄星投手(18=花巻東)が4日、宮崎・南郷キャンプで3度目のプルペンに入った。捕手に入った吉見、細川にサインを出してもらい、より実戦をイメージして59球を投げた。「今日は疲れて肩が上がらなかったので、変化球を多めに投げました。調子がいい時なんて1年で1、2回くらいしかないので、疲れているなかでどれだけ投げられるかやってみました」と、意識の高さは相変わらずだった。』





雄星“虎の007”ビビらせた!
スポーツ報知

ブルペンでフォークボールを投げる雄星

 『西武・菊池雄星投手(18)が“虎の077”をうならせた。宮崎・南郷キャンプの第1クール最終日、ブルペンで60球のピッチング。打者10人との対戦を想定し、5球ほどフォークも解禁した。別リーグとはいえ、能力を隠さない新人左腕に、他球団では初めて視察に訪れた阪神のスコアラーが舌を巻いた。

 5球の投球練習を終えると、雄星は「サインも出してください」と吉見捕手に頼んだ。「腕が上がらないくらい肩、ひじが張ってました。疲れた中でどれだけ投げられるか試したかった」と実戦を意識して、審判も付けた。カーブ、フォークの3種類を使い、カウント0―0からの打者を想定して投げた。

 初球は「2、3割の力」と言いながら、浮き上がるような直球を“右打者”の内角に決めた。2球目も内角をえぐった。最後は得意のスライダーで3球三振。“3番打者”には、カウント2―0からフォークを試した。「いい時はストンと落ちるんですけど、抜けました」。外角に外れたが、隠された“第3の球”を惜しみなく披露した。

 勝負カウントでの直球は「7、8割の力」に上げた。打者10人に50球、四球2個の“初実戦”。阪神・嶋田章弘スコアラーは「左右(内外角)の投げ分けで勝負するタイプだね。右打者の内角に(スライダーが)すべるように入ってくるのが決まれば打てないよ」とうなった。2試合当たるかもしれない交流戦を意識し、早くも警戒した。

 ピッチング後は、渡辺監督から「まだ実戦を意識しなくていい。今は真っすぐを磨くように」と手綱を締められたが、雄星の練習ペースと周囲の評判は上がる一方だ。』





雄星 フォーク解禁も「全部抜けてしまった」
スポーツニッポン

ブルペンでの投球を終え、細川(左)からアドバイスを受ける雄星

 『西武の雄星が、フォークを解禁した。

 60球中3球だけだったが「全部抜けてしまいました。いい時はストンと落ちるんですけど、初めてだったので」。高校時代は1試合で5、6球程度の割合で投げていたというが「渡辺監督からは真っすぐとスライダーである程度いけと言われているので」とまずは直球を中心に磨く構え。6日からの第2クールでもフリー打撃には登板せず、ブルペンで調整していく。』





雄星 理想フォームへ軸足にこだわる!
スポーツニッポン

ノーワインドアップで投げる西武の雄星

 『西武のドラフト1位左腕・雄星投手(18)が、理想の投球フォーム習得に手応えをつかんでいる。宮崎・南郷キャンプ第1クール最終日となった4日、ブルペンで今キャンプ3度目の投球練習を行い60球を投じた。1月の新人合同自主トレ中は足の上げ方や腕の位置など試行錯誤を重ねたが、軸足となる左足の使い方だけは変えずにいる。そこには雄星のこだわりが詰まっていた。

 「軸足1本でしっかり立つ」。左腕から155キロを投じる雄星が、投球フォームで最も重要視するポイントだ。

 プロ入り後は上げた右足を一度制止したり、投げる腕の位置を上にしたりするなど、さまざまな改良を加えてきた。そんな中でも左足の使い方だけは変えることはなかった。

 左足1本で立つための工夫はノーワインドアップにあった。大半の投手は軸足を投手板上に垂直に置き、サインを見てから投球モーションに入る。その後、軸足を投手板に平行となるようにセットして投球する。だが、雄星は軸足を最初から投手板前方に平行に置いたまま、捕手のサインを見る。モーションに入ってからも軸足を踏み替える必要がないため、スムーズに「しっかりと立つ」ことが可能となるのだ。橋本投手コーチは「昔はそういう投手が多かったけど、今どき珍しいね。フォームも安定するし、彼に合っているからいいと思う」と軸足の使い方に賛成した。

 「動きの中で一番大事にしているのは足です。足の動きが安定しないと肩を痛めたりしますから」と語るほど、足への意識は強い。前日の練習後は「バネインソール」というスパイクの中敷きを入手。足の裏側にもこだわりを見せる。

 この日は3度目となったブルペンでバランスを意識しながら60球。「肩、ひじが張っている中でどれだけ投げられるかですから。(1月の)自主トレ中はフォームで悩んだりしていましたけど、こっちに来てから固まってきました。課題は1つずつ克服できていると思います」と第1クールを振り返って手応えを口にする。ステップ幅も6足半から7足程度に安定してきた。雄星が追求する理想のフォームは「不動の左足」から始まっている。』





雄星2日ぶりブルペンで実戦意識投球
スポーツ報知

投内連係の練習でノックに飛びつく雄星

 『西武・雄星投手(18)が第1クールを終えた。2日ぶりのブルペン入りは「肩、ひじが張っていたし、腕も上がらない」と、疲れからか変化球中心の投球練習となった。

 それでも、座らせた捕手にサインを出させ、打者10人を想定して60球を投げた。追い込んだカウントではあえて強いボールを投げるなど、より実戦を意識した。「100球に1球投げるかどうかの位置付け」とのフォークボールも5球程度加え、磨きをかけた。

 5日は初めてのオフ。新人たちは観光の予定が入っており、「オフかオフじゃないのかわからないですね」。疲労はあるはずだが、受け答えからは余裕も感じられるようになってきた。』





雄星 You Say!(4日)
サンケイスポーツ

 『新人や若手投手は練習後、ブルペン脇にある控え室を掃除するのが日課。交代制で、この日は雄星が掃除当番になった。中年の女性ファンから「雄星クン、えらいね」と声をかけられたが、左腕は「えらくないですよ。新人の仕事です」と照れくさそうにゴミを集めていた。

 なじみの方言ではなくても、岩手出身の雄星にとってはキャンプ地で耳にする方言が“清涼剤”になっている。「ホテルの人に話しかけると宮崎弁で返ってくる。今は宮崎弁を聞くことが唯一のストレス解消法です」と表情を緩ませていた。』



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