トラックマンに、なりたい。① | 血糖値を半年で45下げた男・タカハシの対糖尿病メソッド。

血糖値を半年で45下げた男・タカハシの対糖尿病メソッド。

中央競馬解説者の筆者が昨年、健康診断にて発覚した糖尿病。糖質制限、有酸素運動などにより、半年で血糖値は137→92に、HbA1cは6・7→6・1に、体重は65㌔→58㌔に、LDLコレステロールは211→139に。最近、数値が高くなり始めた方、今ならまだ引き返せます!是非ご参考に。

 以前、Peingという質問箱サービスで私への質問を募集したことがあったのですが、その時に一番多かったのが「トラックマンになりたいのですが、どうしたらいいのですか?」という質問でした。

 

 確かによく分かりませんよね(笑) 今回は私がトラックマンになった経緯を赤裸々に告白しつつ、業界の現状、今なすべき事など、私なりの考えを3回に分けて綴らせていただこうと思っています。この仕事を目指す皆さんのために、少しでも参考になれば幸いです。

 

 まずは私がトラックマンになった経緯から。

 

 私は大学在学中から競馬に興味を持ち、気がつけば週末に一人でウインズに通う生活を続けていました。トラックマンという仕事に憧れを抱き始めたのもこの頃ですが、業界にコネもなければ、募集も見当たらない。現実的ではないだろうな…という理由で、普通に一般的な職種に狙いを定めて就職活動をしていました。当時はバブルが弾けた直後で、かなりの就職氷河期。何とか内定は取れたものの、それは自分がやりたい事とはかけ離れた仕事でした。色々考えましたが、内定を辞退するという結論に達するまではそれほど時間はかかりませんでした。こんな時代だからこそ、自分の好きなように生きたい。やりたい事をやりたい。俺は100%トラックマンになれる。今思えば何が根拠か分かりませんが、当時は本気でそう思ってましたから。若かったんですね、私も(笑)

 

 そこで私は、一年限定で、アルバイトをしながらの就職浪人を決意し、競馬専門紙、夕刊紙へのアタックを開始します。当然、そんなにタイミング良く募集はしていなかったので、熱意を書いた手紙を3枚ほどと履歴書を一方的に送りつけるというスタイルが基本(笑)。競馬エイトをはじめ、競馬ブックさん、大阪スポーツさんも受けました。たまたま募集を見かけたので、地方競馬ですが、競馬キンキさんも受けましたね。余談ですが、最近、園田競馬場のイベントで、その時の面接官だった北防敦さんとご一緒させていただく機会がありまして。その時の話をすると、「そうやったん? ごめん。全然覚えてないわ~」とおっしゃっていましたが、「そうでしたか~」と、とても喜んでくださいました。話がそれましたが、ここで声をかけていただいたのが、私がずっと働かせていただいている競馬エイトです。ある日、アルバイトから帰ると、留守番電話に「一度話をしてみたいので、折り返し連絡をください」とのメッセージが。そこから本社での面接にこぎつけ、人員に空きが出る間、3ヶ月ほど待つことにはなりましたが、無事に入社の運びとなったのです。

 

 次回は業界の現状についてお話したいと思います。乞うご期待!