背伸びするからこうなるんだよ～
女性メンバーが高級フレンチレストランのディナーに誘われたと喜んでいた
とくにワインが好きだから楽しみだったみたいね
そして当日は気合いを入れて初デートに臨んだそう。
落ち着いた雰囲気のオシャレなフレンチレストランに到着し、席に座るやいなや
外国人のスタッフがメニューを持ってきてくれた。
もちろんメニューにはファミレスのように親切に写真などありません。
何だかよくわからない長々とカタカナで書かれた料理名が載っているだけ
彼は、そのメニューを手に持ちじ～～～～～っと眺めている。
彼女は、ご馳走してもらう立場上、あれも食べたいこれも食べたいそれも食べたいと
出しゃばって料理をチョイスするのは控えていた。
完全にお任せしますというスタイル
が、彼のほうはメニューをガン見して微動だにしない
しばらく彼がメニューと格闘していると、
おもむろにお店の外国人スタッフがいろんな種類のワインを勧めてきたんだとか
当然彼女は、
いよっ
社長、待ってました
状態です。
ところが、彼は、ワインを見比べていたと思ったら、
「いや、結構です。お冷をお願いします」
だって。
そのときの彼女に驚きとショックは計り知れなかったみたい
フレンチレストランのディナーでワインを却下ってありえない・・
しかも、
なに？お冷って？
せめてお水とかウオーターとか言えんの？
と心の中でつぶやくありさまでして
「私が自分でお金出すからワインくらい飲ませろ」
と言いそうになったけど、初デートだったんで耐えたようですね
テイスティングの難を逃れて安心したのか、彼は今度はメニューを指さして、
「これとこれとこれください」と3品のみ注文
そして一言。
ご飯も一緒に頼みます
この質問がきたときには、さすがに彼女もひっくり返るしかありませんね。
可愛らしく盛り付けされた3種類の料理を2人でシェアしながら平らげると
すかさず彼は「他にも何か注文しましょうか」と優しい言葉をかけてきた。
でも、そんなもんちっとも優しくはない
ワインのおあずけを食らった腹がこれで満足するかー
というか、
最初からコース料理にしとけやー
と彼女がその場に立ち上がって大声で叫びたかった気持ち、わかる～
結局、フレンチなのかどうなのかよくわからない料理をお冷とともに食し、
気合いの入った胃袋が満たされることもなくディナーは終了。
帰り際にレジで会計を済ませた彼が日本人女性スタッフに向かって
「センキュー！」
そこは、ありがとうだろー
と思いながら、どうにもチグハグだったディナーで、すっかり彼女は意気消沈
そこに追い打ちをかけるかのように
「ここの料理おいしかったですね、ぜひまた来ましょう」と彼。
絶対に来ない。あなたとは。
が彼女に返事だったので、今後の交際は見送ることになった～
初デートでは、見栄を張らない、気取らない、無理しないことですね
慣れないディナーではなく、ホームグランドでお茶でも許されるんだよ～
んじゃね。
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