ブログにお越しくださり

ありがとうございます。

 

 

 

 

あれは7~8年くらい前だったでしょうか。

 

 

聖路加ギャラリーでの私の個展で、

通りがかった1人の男性が

 

 

「この絵をください!

あと1週間ほどの命の妻に

最後にぜひこの絵を

見せてあげたいんです。」

 

 

と、壁に飾られた私の絵を

そのまま急いで持ち帰られました。

 

 

 

お名前を聞く暇もなく

もちろん、ご住所もわからず、

あっという間だったので、

お顔もはっきり覚えてなく、

 

「あれから

どうされていらっしゃるのだろう・・・」

 

とずっと気になったまま時が過ぎました。

 

 

 

 

 

そして

 

 

 

 

この4月、

 

 

 

 

 

 

今回も展覧会をした聖路加ギャラリーで

熱心に私の絵を見てくださる

一人の男性がいらっしゃいました。

たまたま何年かぶりに

聖路加病院に来られたとのこと・・・。

 

 

 

帰りがけに

テーブルに並べてある

私のポストカードの1枚を見て

 

 

 

「この絵に似ている絵を

昔、ここで買ったんですよ。

光が雲間から射して、

一羽の鳥が飛んでいて・・・」

 

とおっしゃるではありませんか。

 

 

 

 

 

「それ・・・

 

 

 

きっと私の絵です。」

 

 

 

 

 

 

とドキドキしながら伝え、

その時の記憶をお互いに話し、

久しぶりの再会に

喜び合いました。

 

 

 

その時の絵がこちらです。

タイトル

「空へ」。

 

 

 

 

人生の中には

 

天の計らいとしか思えない

不思議な出会いが

ところどころに

そっと潜んでいるものです。

 

 

 

「すべてに感謝しながら

ずっと絵を描いていきたい」と

あらためて思わせてくれた

出来事でした。

 

 

最後までお読みくださり

ありがとうございます(*^-^*)