愛馬レティキュールが最後のレースを迎えました。
3月27日
阪神10R 御堂筋S
クラブの規定による現役の期限、6歳の3月までという期間をめいいっぱい使っての出走。
サンデーの同世代6歳牝馬ではレティキュールが最後の出走で、世代としてのラストランとなりました
前走の早春Sは上位とは僅差だったものの5着。
年齢的にも上積みは見込めないものの勝利している舞台の阪神でどこまで力を出せるか。
ただ前走が最後レースだと思って自分としても応援に臨んでいたので、良い結果を!というよりは
「無事に終わらせてあげたい」という
気持ちで応援に行きました。
パドックはいつも通り気合を表に出しながら周回。相変わらず柔らかい歩様でこちらもいつも通り。
さすがもうお姉さん。ここまでくるとテンションも上がらずに安心して見ていられました
最後のレースということを分かっているのかいないのか、どことなく清々しい顔に映りました。
レースは好スタートの勢いから前目に行きかけるも無理には行かず中団待機。
全体の隊列もそのままの状態で4コーナーから直線へ。
直線に入って追われるも反応はいまいちで、それから少しずつ加速してきてはいるものの、前の集団までは差を詰められず7着でゴール。
結果は残念だったけど無事にゴールしてくれて良かった。
最後の競馬場の芝を思い出に残すかのように、酒井学騎手が一頭だけゆっくりとレティキュールと一緒に戻ってきたのがすごく印象的でした。
2歳の11月にデビューして、体質が弱く馬体もなかなか増えない中、牧場、厩舎で試行錯誤して、間隔を開けながら馬に合わせてレースを使ってくれて、結果的に3勝クラスまで昇り詰めることができました。
そして自分としても、初めて名付け親になれて、たくさん牧場に会いに行って、たくさん競馬場に応援に行って、本当に特別な馬でした。
一番思い出に残ってることは大好きな川田将雅騎手で未勝利戦を勝ってくれて一緒に口取りをしたこと。
これは一生忘れないと思う。
この後はノーザンファームで繁殖牝馬になります。元気な子を産んでくれることを願っています。
そしてその子と夢の続きを見れるといいな
最後に、レティキュールに携わった全ての方に感謝いたします。
そしてレティキュール。
長い間お疲れ様。そしてありがとう