日本では65歳以上の4〜5人に1人は認知症になります。
そして驚くことに、認知症患者さんの保有資産は
金融資産だけで200兆円
と言われています。
これは日本の総国民の保有する
資産の15%にも上る額なんです。
認知症になってしまうと、そういった資産は引き出しができなくなってしまいます。
もし自分が認知症になってしまい、
介護が必要になった場合、
子どもたちに面倒を見てもらうことで、迷惑をかけるのは嫌だと思うかもしれないですよね。
そうした場合には有料介護老人ホーム等の施設に入ることも考えられます。
都内であれば
入居金だけでも数千万円
かかることもざらにあります。
だとすれば元々住んでいた自宅を売って
介護資金に充てるかもしれないですよね。
ただし
意志能力もなく、
契約手続きもできない状態で
不動産売却できますか?
銀行預金も本人でなくては引き出せない。
持っている株式の売却も本人でないとできない。
認知症の寝たきり状態では、
そのどれもが不可能となります。
だからこそ事前の対策が必要となるんです。
次回から具体的な対策を見ていきます。