昨日24日神田川リバーサイドプロジェクトが設立され初めての遊覧船の運航がありました。和泉橋防災船着場をスタートし神田川を下り、大川(隅田川)に出て両国橋→蔵前橋→厩橋→駒形橋→吾妻橋までいきお目当てのスカイツリーを水辺から楽しみます。東京の新しい観光スポットは内外から注目をあつめ連日多くの人で賑わいを見せております。さて、私達の住む東京は江戸時代から水運の都として栄えてきました。全国からコメなどの産物が船を使って運ばれ、100万人の江戸庶民の生活を支えておりました。佐久間河岸等の名前はその名残のようです。それにつけても神田川から周りの景色を見渡しいつも残念に感じることは、ビルの裏側しか見えないことです。つまり川辺に立つビルは全て川に背を向けて立っているわけです。日本橋川にいたっては、川をふさぐ形で高速道路が走り水辺を楽しむような状況にはなっておりません。だからと言って今すぐ何とかすると言うわけにはいかないのは承知しておりますが、これからの都心千代田のまちづくりにおいては、川辺を生かすまちづくりなど、歴史や伝統、景観、環境といった視点をキーワードとすることを忘れてはならないものと考えます。 ゆらり遊覧船は、当面は各種のイベントとコラボする形で実施する予定と聞いております。次の機会には是非参加をして見たらいかがでしょうか!何か新しい発見があるかもしれません。それにつけても今回の試みは地域の人たちの力で実施されたもので、今後さらに発展して行くことを期待しております。
