東北地方では秋口に家族・友人・学校・職場・地域での親睦を深める行事として、「芋煮会 」というものを行うようです。
先週の日曜日にフライト教官、そのご家族を含む学校職員の方々と仙台課程の全学生でその芋煮会が開かれました。
東北各地でそれぞれの味付けがあるようですが、教官アドバイスのもと作ったのが宮城風山形風
大まかな材料はほぼ同じで、違いは宮城風は味噌ベースで豚肉、山形風は醤油ベースで牛肉。
その中にもちろん主役のサトイモが入ります。
味は宮城風は豚汁のような感じで山形風はすき焼きに近い味でした。
芋煮(宮城風)






他にも今が旬の秋刀魚、旬の問われない焼き鳥などが振舞われました。
獲れたてで脂ののりがいい秋刀魚は網の上で塩焼きにうお座
焼き鳥は凍った状態から解凍という行程を経ず一気に網焼きに。
美味さを語れば野暮になる」。名俳優中尾 彬氏も言ってるし野暮扱いは避けたいので美味さを語りません。ただぼくのほっぺたが落ちたことは何かを物語りたかったという印でしょう。

人は美味しい物を前にし、そこにお酒が加われば自然と口許が緩み冗舌になるものです。
そんな中で教官から聞くことの出来る言葉は宝物のようで、訓練の取り組み方、パイロットとしての過ごし方、そして何よりもパイロットであることの素晴らしさや空の魅力を教えてくれますキラキラ
あと半年、最後のきつい半年を乗り越えたらぼくらはみなそれぞれ異なった新しい翼を手に入れバタバタと羽ばたかせる生活が始まります。
普段の生活において「プロ」、「卒業」、「就活」という言葉が仙台に来てから極端に増えたことも、航大生活も残り半年切ったことを再確認させてくれます。
ぽかぽか陽気で笑いの耐えない宴の中、早くキングエアを操縦したいと思いつつ東北ならではのスタイルで気持ちよく秋のスタートを切りました。
52-Ⅲの先輩 芋煮会