メモ | 空想パレード

メモ

自分にとって、都合の良い一面しか見ていなかった。

子供の頃から、ずっと嘘をつき通してきた。

それが嘘だと、気付きもしなかった。

断言することは、今も怖いけれど、どうやら自分はずっと長い間、狂っていたらしい。

笑い飛ばしてきた誰かが、実は自分と瓜二つだなんて思いもしなかった。

自分は特別な存在なんだと、信じて疑わなかった。

どこかに根拠のない自身を抱えていた。

それはたぶん、何かを判断するときに、自分にとって都合の良い意見にしか耳を傾けなかったせいだろう。

何が原因でそうなってしまったのか、今も良く分からない。

ただとにかくできることは、しなくてはいけないことは、

今の自分にできることを、逃げださずにちゃんとやりとおすことだ。


自分をしっかりと打ち立てることができれば、

つい想像してしまう悪い意見や、くだらない妄想に、惑わされないで済むようになるかもしれない。