退院中はやはり美味しいものを食べたいと思っていたことからも食事についてがほとんど。


退院2日目の朝はクロックムッシュを作った。料理をするのも久しぶりだ。そのあと家の周りを散歩した。結構疲れたが、貧血のような症状もなかったし、なにより風が気持ちよかった。


昼は油そばの出前をとった。少し前に友達から油そば屋に行こうと誘われ、はまってしまったのでとても食べたかったからだ。コンビニにも油そばは売っていたのだが、店の味を期待していた自分にとってそれは全くの別物で、おいしくなかったことからも、退院して食べるのをずっと楽しみにしていた。食べてみるとやはり美味しくて、ダブル盛りを注文したのだが、トッピングのニンニクやチーズと合わせて完食した。母親が食べ方を知らず、タレをかけずに油だけで麺を途中まだ食べていたのは面白かった。


夜はまたお寿司。前日のような超高級寿司ではなく高級寿司を、自分が食べたいネタを注文してデリバリーしてもらった。醤油にわさびを入れてそれにお寿司をタプタプつけて食べるのは美味しかった。


退院3日目の朝はおじや。これがまたあったまる。ゆずぽんをかけるとゆずの風味も効いてきて、卵の甘い感じといい感じに調和するのでよき。


昼はケンタッキーフライドチキンの出前をとった。ジャンキーなものを食べたいのでお気に入りのフィレサンドやナゲットなどを注文した。フィレサンドについているソースが肉ととても合い美味しい。さらに父親がつくった味噌煮込みうどんも食べた。味噌煮込みうどんがうつった写真を見た時に無性に食べたくなったから作ってもらった。想像通りの味で満足。


夜は近々ある私の誕生日のパーティーをした。おそらく誕生日中は病院にいるから今のうちにやろうということだ。ジェノベーゼパスタにチーズピザ、マルゲリータにカルパッチョ、チーズの生ハム巻きにコーンスープ、あとポップコーンとケーキだ。いやはや食べたいものを詰め込んだら多すぎちゃったということなのだが、どれもとてもおいしかった。年齢の紙を妹が書いてくれたのも嬉しかった。


以上のように常に満腹な退院生活だった。そしてそれはとてもありがたいことだということがわかった(3日目の夜、食べすぎたせいで吐いてしまったので、食べ過ぎ厳禁ということもわかった)。