今日は成績関係の事務もクリアでき、一年間の要録も
できあがったようなので、美術室の奥の準備室を
掃除しました。あせる

 校舎の隣には、小中一貫教育を目指して建設中の
小学校の校舎が出来上がりつつ有ります。
この地区にも大きな変革の時代がやってきたようです。

 大変お世話になり、公私とも多くを学ばせて頂きました
が、講師たるもの居心地がいいからと居座るべきでは
ないと思っていました。

 どこかで区切り付けたいと考えていましたしそういう訳で
大きな転換点を迎える、今年度でこの学校を去る決意を
しました。

 片付けていると、美術部の2年生がやってきました。

 県北では諸般の事情で、美術部のある中学校は
ごくわずかと聞いています。そういう意味では貴重な
存在の子どもたちです。

 いつもは有機溶剤や作品があるので一切、この
部屋にいれないのですが、もうすぐ最上級生になる
ので、心構えや備品の配置を教えてあげました。メモ

 本当に絵を描く事が好きな子どもたちで、その点では
心より去りがたく、でも心を鬼にして、新しい指導者の
もとで腕を磨いてほしいと願いました。
 ちなみにガラス戸の棚は空っぽになっていますが
普段は溢れるばかりに生徒の作品が入っています。

 すでに三年生は卒業し、一年生、二年生にも作品を
返却したので何も入っていません。

 この準備室は赴任当初はとても足の踏み場の無い位
いろんなモノが積み上げられていて物置状態でした。

 短い期間、一年、二年で美術科講師が変わるので
無理も無いのですが、私は性分で三年かけてこつこつ
壊れたエッチングプレス機を修理し、石膏像を掃除
しました。

どうか優しい素敵な美術教師の方が赴任されるよう
生徒に代わって心より願っています。ベル