カーニオラン種は、二ホンミツバチのように色が黒い西洋ミツバチで、大人しく、集蜜力が極めて高く、働蜂の寿命が長いなど非常に優秀な性質をもったミツバチです。
でも、一つだけ最大の欠点があります。
それは、分蜂性が強い、つまり次の女王を仕込むとすぐに逃げてしまうという日本ミツバチのような性質なんです。
私の蜂場には、このカーニオラン種の血を引いた群れがいくつかあるんですが、コロナウィルスの影響でここ2年ほど輸入が途絶えていたことから、新しい血を入れるため3頭ほど購入しました。(なぜかよくわかりませんが女王蜂は1匹、2匹ではなく、1頭、2頭と数えます。)
んで、日曜日に届けていただくことになり、日曜日の朝、女王蜂を導入するため、先々週位に採蜜を終えた2群から新たに若い内勤蜂(若い蜂は外には出ないで巣の掃除や集めた蜜の濃縮作業をしています。)だけの群れ3群を分割しました。
元の箱から10メートルくらい離れたところに置くことで、仮にこの箱に外勤蜂(年寄りで、警戒心が強く、攻撃的)がいても元の箱に帰っていきます。
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んで、日曜日の午後、下に保冷剤を入れたダンボール箱に女王とエスコートビー(付き添いの働き蜂)が入ったベントン式王籠が括りつけられた状態で送られてきました。
早速、確認したところ女王は元気に動いています。
スロベニアから羽田空港、神戸、そして千葉と長旅をしてきた女王蜂たちに、念のため水を1、2滴網の隙間からあげました。
ちなみに、見ずらいですが黄色いシールが貼られている蜂が今年生まれた女王蜂です。
そして下の薄茶色のものは粉砂糖や液糖を練ったキャンディというもので、いわば蜂たちの旅の弁当が詰められています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220627/09/takaichi1960/d8/60/j/o1024057515138860867.jpg?caw=800)