暑い、熱いと思っていたら梅雨が明けたというニュースが入ってきましたよ。
それが理由と言うわけではありませんが、午後は外作業をやめて、効かないけどそれでも無いよりましなクーラーのある部屋でグダグダやってます。
 
んで、カーニオラン女王蜂です。
 
一昨日の土曜日、兵庫県神戸市の俵養蜂場さんから電話があり、注文していたスロベニア産のカーニオラン女王蜂が羽田空港の検疫を通過し、我が家に送れる状態になったとのこと。

 

カーニオラン種は、二ホンミツバチのように色が黒い西洋ミツバチで、大人しく、集蜜力が極めて高く、働蜂の寿命が長いなど非常に優秀な性質をもったミツバチです。

 

でも、一つだけ最大の欠点があります。

 

それは、分蜂性が強い、つまり次の女王を仕込むとすぐに逃げてしまうという日本ミツバチのような性質なんです。

 

私の蜂場には、このカーニオラン種の血を引いた群れがいくつかあるんですが、コロナウィルスの影響でここ2年ほど輸入が途絶えていたことから、新しい血を入れるため3頭ほど購入しました。(なぜかよくわかりませんが女王蜂は1匹、2匹ではなく、1頭、2頭と数えます。)

 

んで、日曜日に届けていただくことになり、日曜日の朝、女王蜂を導入するため、先々週位に採蜜を終えた2群から新たに若い内勤蜂(若い蜂は外には出ないで巣の掃除や集めた蜜の濃縮作業をしています。)だけの群れ3群を分割しました。

 

元の箱から10メートルくらい離れたところに置くことで、仮にこの箱に外勤蜂(年寄りで、警戒心が強く、攻撃的)がいても元の箱に帰っていきます。

 
 

んで、日曜日の午後、下に保冷剤を入れたダンボール箱に女王とエスコートビー(付き添いの働き蜂)が入ったベントン式王籠が括りつけられた状態で送られてきました。

 

 

早速、確認したところ女王は元気に動いています。

 

スロベニアから羽田空港、神戸、そして千葉と長旅をしてきた女王蜂たちに、念のため水を1、2滴網の隙間からあげました。

 

ちなみに、見ずらいですが黄色いシールが貼られている蜂が今年生まれた女王蜂です。

 

そして下の薄茶色のものは粉砂糖や液糖を練ったキャンディというもので、いわば蜂たちの旅の弁当が詰められています。

 

 
巣箱に入れる前にベントン式王籠の下にある爪を外し、外からもキャンディが齧られるようにして、外と内から食べ進むうちに分割した群れと女王蜂がなじんでいくという方法で分割群と女王蜂を合同します。
 
 
今朝、巣枠の上に置くと、黄色いイタリアン種の蜂たちが異物の侵入に警戒し、一斉に羽を震わしながらベントン式王籠を取り囲んでいます。
 
今は籠の中にいるので安全ですが、そのまま何のガードもなく女王蜂を入れると自分たちの女王ではないと判断され、すぐに殺される可能性が高いです。
 
 
数日後に、この結果がどうなるのか確認します。
 
では、また。