陶芸と聞くと「ろくろ」を廻して両手で粘土を引き上げながら器を作る技法を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

 

でも、今回は陶芸の技法のひとつ「鋳込み」を紹介します。(いつものニッチな内容のブログなので興味のない方はさっさと退出した方が時間の節約になりますよ。)

 

んで、どうしてこうなったかと言いますと、現役時代の後輩から今年定年退職する男性二人、女性一人への記念品づくりを依頼され、ろくろを引いても良いのですが、女性には花瓶、男性にはビアグラスを贈ろうと思い、鋳込みの技法を使うこととしたのです。

 

鋳込みは、同じ形、同じサイズの作品を繰り返し作る際に使われる技法です。

 

先ず原器づくりです。

 

石膏を水で溶いて排水管を短く切った型に流し込み、ある程度固まったところで削り、花瓶の形にしました。(実は、花瓶と言ってますが自分的には蓮鉢です。)
 


 

この原器を一回り大きな型で囲み、ここに石膏を流し込んで、

 

 

原器をはずすと鋳込みの型が出来上がります。

でも、原器がなかなか外れないので9センチのネジを数本ぶち込んでひっぱり出し、ようやく外せましたよ。

 

ちなみにこれは花瓶の方です。

 


 

そして、この型に泥漿と言うどろどろになった粘土を流し込んで、(これはグラスの方です。)

 


 

しばらく放置し、中の粘土を排泥すると石膏の型に水分を吸われた胎ができあがります。

左のやつです。

 


 

この胎は非常に歪みやすいため、乾燥するまで慎重に扱う必要がありますが、柔らかいうちに「TAKISAWA POTTERY」」の刻印を押しました。

 

 

しばらく乾燥させた後、素焼きを行い、

 

 

素焼きした作品に釉薬を掛け、本焼きすると作品の完成です。

写真じゃ分かりにくいんですが、釉薬は碧と白の縞が流れるオリジナルです。

 

 

んで、ここで報告。

 

私のブログのプロフィールに載せている画像。

 

TAKISAWA Pottery,Honey & Fruits Farm since 2019

 

前職を1年ほどですが早期退職し、自分の好きなことだけをやろうと2019年からミツバチを飼い、ブルーベリー、イチジクなどの栽培を主に、陶芸は趣味程度でしたが今年からいよいよ窯業にも手をつけようと考えています。

 

と言っても、皿や鉢といった食器がメインではありません。


今年で66歳になった私にいまさら大勢の陶芸家に伍していくことははっきり言って不可能、無理だと考えていますが、何かを始めるのに遅きに失するということはありません。

 

と、言うことで、小品盆栽、多肉植物、蓮鉢といったまたまたニッチな所を攻めたいと考えているんです。

 

こんなやつ。

 

 

釉薬はこれもオリジナルのクレーター釉。あまり見たこと無いでしょ!

 

では、また。