以前のブログで報告したイチジク株枯病。(←断定はできてませんけど)

新芽の縁が枯れ始め、、、、、、、

 

 
ついには芽が枯れ、株の幹からジュクジュクと汁が噴きだし、株全体が枯れると言うイチジク農家にとってまさに悪夢のような病気です。
 
 

この病気で約半数の株が完全に枯れましたが、床に落ちた枯葉やごみを取り除き、トリフミンやオンリーワンといった殺菌剤の潅注(イチジク株枯病は土中のカビによる病気とのことなのでポットの培土に殺菌剤をしみこませます。)や葉面散布の徹底を行ったところ、5月の末には再び芽を吹きだしてくれる株もありました。

 

 
そして現在、5月に噴出した芽から成長し、8月の末からは収穫もできるようになり、ほんのわずかですが出荷もできるようになっています。
 
左側の小さな株は、昨年挿木を行い露地で潅水以外ほったらかしにしていたものを急遽ポットに植え替え、ビニールハウスの移し替えたものです。
たぶん今月半ばくらいから一部収穫できるようになると思います。
 

 
こちらは、イチジクの数が減って余った潅水ドリップでペペロンチーノ(イタリアの唐辛子)を育てています。
もともとはイチジクの列とビニールハウスの側面の間にある空間で何かできないものかと考えたものですが今回の病気により今年はメインの列で大きな顔をしています。
 
 
何とか危機は脱したのではないかと考えていますが油断は禁物。
来年のイチジク栽培では予防の徹底により再発の防止に努めたいと思います。
 
では、また。