台湾で生活して約6年。

この6年間でも第3次産業の日系企業の進出は目覚ましいものがありました。

 

2021年現在、多くの日系レストラン、美容室、ホテルが台湾各地に点在しております。

残念ながら様々な理由で撤退された日系企業もあります。

 

中でも、台湾から「統一阪急百貨」が閉店したことは私にとって最も残念な出来事でした。

(※現在の統一時代百貨)

(開店当初の統一阪急百貨の様子と広告、ロゴ)

以前もブログにてご紹介しましたこちらの阪急。

発祥は明治時代に開業した100年を超える名門鉄道会社です。

 

戦前より、百貨店、映画、歌劇、ビジネスホテルなどを多角的に経営し、

 

多くの事業、文化を創造、成功させた企業グループです。

 

その百貨店部門である阪急百貨店は台湾の大手財閥「統一企業」へ暖簾貸しという形で、

 

2007年5月に高雄に1号店をオープン。

その3年後の2010年10月に台北に2号店をオープン。

 

そして2016年2月に業務提携解消により阪急の屋号は外されました。

(統一阪急百貨時代の正門。現在も阪急の名前が外された以外はほぼ同じ姿を留めている。)

 

しかし、その約10か月後の同年12月には台湾の大手スーパー「全聯福利中心(またはPXマート)」の一角で「阪急ベーカリー」が販売開始。

 

全聯福利中心といえば、台湾国内で約1,000店舗もの規模を誇る大手企業。

 

今では、大半の全聯スーパー店舗内で阪急ベーカリーのブースが見られます

結果的に、百貨店からパン屋さんで再進出した阪急。

1000店舗達成の広告。

 

現在はパンにとどまるものの、今後他の阪急ブランドも台湾に進出されたらいいなと思うこの頃です。

 

以上、台湾在住の阪急ファンより。