2021年現在、
手塚治虫氏や、藤子不二雄氏などが、想像した未来像は着実に現実のものとなりつつあります。

しかし、いつの時代になってもいわゆる『アナログ』と呼ばれる仕組みや物を知ることは大切だと思うのです。

 

昨今では、日本政府もデジタル化を推進し、印鑑の使用頻度を減らす取り組み等しているようですが、デジタル、IT化=「無形化」でもあり、これが数十年後の世代の方々からすると、

 

「何で形に残してくれなかったの、、、」と未来の人々がガッカリする事も考えられるのではないでしょうか。

例えば、
アナログ時計

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1分1分の間
1秒1秒の絶妙な動作感覚、時間の流れはデジタルではなかなか感じれない。

切符

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確かにICCardは翳すだけで簡単です。しかし、切符を改札に入れる感覚もたまには味わいたいものです。

一見使用後はゴミになるかと思わそうな切符や磁気カードですが、トイレットペーパーに生まれ変わったり、磁気カードはベンチとして再利用が出来る訳です。

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(磁気カードを再利用して作られた駅のベンチ。)

固定式電話

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たまには、ボタンを押して、受話器のコードを伝わる電話会話も味があっていいなと思います。

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現在では、それを懐かしむ人や、知らない世代にスマホを固定電話のように
使えるこのような家電も登場。

ボタン携帯(ガラケー)

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日本のお家芸とも言えたいわゆるガラケー。

しかし、この技術をいつか見直され、再び脚光を浴びる日が来てほしいと思います。

二層式洗濯機

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一見、大変不便と思われがちだが、一度に洗濯と脱水が出来るので家族が多いほど、専業主婦の方ほど重宝出来る。

カセットテープ

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巻き戻しなどの手間がかかりますが、再生機毎に、微妙なモーターの速度が違い、再生機によって絶妙な音程の差があるのも楽しいものです。

音の質を楽しむ人はむしろテープを好む人が多いかと。

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勿論レコードも。

そして、フイルム写真

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こちらも、今のデジカメと違い、撮り直しが効かないからこそ残せた瞬間もあるし、

見るには必ず現像が必要という過程もむしろ楽しみやワクワク感が増すのでは。

 

赤い羽根共同募金。

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お馴染み、駅前などでご婦人や子供たちが募金箱を持って一生懸命活動している姿を見ると、日本の文化だなと思います。
もし、この制度が今の時代に発足したならば、募金を対面式で、かつ募金した人に1羽1羽赤い羽根を配るシステムは多分無いと思う。

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よくホームページに、募金を呼びかける広告が掲載されていますが、どれだけ仲介利益を得る広告費と仲介業者がいるか計り知れません。

ならば、一生懸命募金箱を持って活動される方々に直接募金をしたい。

デジタル化は今後も必要でしょうが、
しかし、忘れてはならない先人の知恵もあります。

日本は、不景気不景気と言われているがなんだかんだバブルが弾けた年と言われる平成3年から考えても確実に、インフラは成長し続けています。

平成3年というと1991年。今から30年も前。

まだ、新幹線のぞみも無かったし、光通信、高度な携帯電話、ICカード(スイカ、イコカなど)、LCC、六本木ヒルズ、地下鉄副都心線、などなども無かった時代。

GDPでは成長してないように見えるが確実に成長している。

そう感じるこの頃です。