私は26歳の時に、台湾へ移住する決心をし、
それから3年間計画を立て、29歳で台湾に渡りました。
現在台湾生活も7年目。
当時、勤めていた東京の会社を辞め、台湾現地でいわゆる「現地採用」スタイルで
仕事を見つけ生活させて頂き、今日に至ります。
私は、「台湾に渡ったならば、絶対に形になるものを遺す!」と決めました。
それは、「人脈作り」と「永久居留権の取得」でした。
途中何度か、挫折しそうな時もありました。
しかし、私はいつも心の中で、あることを刻んでいるのです。
「自らの意思で台湾に渡ったからには成し遂げなさい」
と自らに言い聞かせここまでやってきました。
会社の辞令で駐在されている方、親から勧められて留学された方(未成年)とは違います。
「自分よ!自らの意思で台湾に来たんだろ!」
と。
現地採用人は別に会社の命令や誰かに言われて来たわけではありません。
あえて、日本の家族、友人と離れた土地での生活を『自分で』選んだわけです。
私は、
SNS等で「あ~、日本が恋しいな~。帰りたいな。」
くらいの程度の投稿には別に何も思いません。
ただ、
「何かこの国のここが嫌、変、合わない」みたいなネガティブ、ディスり系の考えを持ちながらも、日本に帰ろうとはしない方の投稿を見ますと私は内心、
「何のために日本をはなれてそこにいるんですか」と。
勿論、住んでみなくてはその国が自分にとって住みやすいか、住みにくいか分かりません。
中には、渡航前に描いていたその国のイメージと、現実が違い過ぎたり、良い仲間が出来なかったり、良い仕事が見つからなくて辛い経験をされる方もいるかと思います。
ただ、その国の事を悪く言うのに、いつまでもだらだらといるよりも「別の新しい所に行く」方が良いかと思います。
もし、仮に私がその様な境遇になったらそうしています。
よくよく考えてください。
台湾に限らず、外国人がわざわざ自らの意思で来たにも関わらず、
「食事が合わない」「この国の人はちょっと、、、」「母国の方が良い」「生活が不便」
等と言われてみてください。その国の方々は決して良い気持ちになりません。
また、その現地の方々に日本、日本人の悪い印象を与えるだけの存在になります。
もし、仮に日本が国内情勢が不安定な国だったり、経済的に裕福とは言えない国でしたら話は別です。
(⬆️強調します)
しかし、日本は世界的にも大変治安の良い、文明も、自然環境も共に素晴らしい国です。
その素晴らしい日本の生活を捨ててまで海外に出たならば、「貫きましょうよ」
と。
気がつけば、何も得られずに年齢だけ経つだけです。
現在残念ながら感染症の収束が見えない日本。
方や、再び封じ込めという軌跡が起きそうな台湾。
私は尚更この事を実感します。
それでも自らの意思で海外に住んでいるわけです。
海外生活をなさっている方はこの事を心の片隅に置くべきです。
それがその国に「お世話になっている身分」として持つべき心かと私は思います。
以上、私の海外で生活する上での私なりの考えでした。