Fujitaです。

前回はミラーを使ってのデザインを紹介
しました。

そして、後半には幾何学模様のデザインも
見てもらいました。

あなたの好みのデザインが見つかりました
か?

好みのデザインが見つかれば、それを真似
してみましょう。

好きなデザインを必死でトレースすれば、
確実にあなたの実力はアップします。

逆に、興味の無いものをトレースしていると
作図スキルは身に付きません。

それどころか、CADを使うのがイヤになる
可能性もあるので、注意してください。

では、前回紹介したデザインをトレースして
CADの使い方に慣れていきましょう。

デザインは基本的にパターンがあります。

そのパターンがわかれば作図が簡単になり
ます。

なので、そのパターンを見破ることが最大
のポイントです。

まずは簡単なものから始めましょう。

トレース①



この図形をトレースするにあたり、形状を
分析してみます。



6個のピースがあるので、一つが60度で
成り立っています。そして1つのピースは
左右対称なので30度が、赤く囲った部分
になります。

ここで、3点を仮定して作図します。

仮定1:角度が5度


仮定2:角度が90度


仮定3:線の中心


という仮定です。

まずは、中心線を十字で書きます。
そこに、30度の線を書きます。



ここから、5度の線を描きます。
「相対角度線」で上の線を基準に「-5」度
で線を描きます。



この線から垂線をひきます。



そして、縦に一本線を描き、その線の中心
から、90度の角を結びます。

線の中心を選択するために、線の端点で
「円(直径)」で円を描き、その中心点を
選択して90度の角とを結びます。







不要な部分を削除します。



作図した部分をミラー複写します。



図形複写して、60度角度を振ります。



ミラー複写を2回します。





で完成です。

これは雰囲気だけを似せて書きました。
が、デザインとしては問題なく作図できて
いるでしょう。

トレース②


今回は別の方法で作図します。



赤で囲われた部分を作図できれば、トレース
は簡単です。



大きめに四角を描きます。そして「塗り図形」
を起動します。

<塗り図形>
・作図→塗り図形
・ハンチング・塗り→塗り図形アイコン

四角を選択します。



ビットマップを選択し、ビットマップ参照
からファイルを選択します。



「了解」を押します。
そうすると、四角の中に選択した図形が
表示されます。



その図形に合わせて作図します。



まずは図形の縦線に合わせて、縦に直線を
作図します。その線から角度線で45度線を
線の交点に合わせて作図します。



作図した2本の線を図形接続して、その交点
から横に直線を作図します。



赤でなぞった線を作図します。



不要な部分を削除します。



作図した線をミラー複写します。









トレース完了です。

トレース③


このデザインはこの図形の連続です。



まずは書いてみましょう。

中心線に45度傾けた十字線を作図します。



45度傾けた十字線から、平行線で
10、30、35で平行線をひきます。



これを編集します。



塗装します。
塗り図形で塗り潰しをしてします。
半分塗って、それをミラー複写します。





それを図形複写します。





これで似たようなデザインになりました。

トレース④


基本になる図形は



これをミラー複写すれば完成するデザイン
です。

まずは基準線から平行線で、20、100で線
をひきます。
(※線の色は「黒」以外で「細線」に)



それをミラー複写します。



これに塗り図形で塗り潰しをしてします。





これを図形複写します。
図形複写で180度で回転します。







これでデザイントレースが完了です。

今回は4つのデザインをトレースしました。
トレースする方法をわかってもらえれば、
あなたの好きなデザインをトレースすること
もできます。

あなたの好きなデザインをトレースすれば
するほど、あなたのCAD作図スキルも、
デザイン力も確実に向上します。

なので、ドンドンあなたの好きな素晴らしい
デザインを真似してください。

慣れれば、どんなデザインも作図できる
ようになります。

宿題
① 今回の4種類のうち、どれかをトレース
  してください。

② あなたの好きなデザインをトレースして
 ください。

ありがとうございました。

Fujita