Fujitaです。

今で、第8話を話してきました。

その中で、いろんなツールを紹介して
きました。

初めは直線と円の作図からスタートしま
した。

その他に、平行線、角度線、移動・コピー
接続や消去、属性変更などを説明してき
ました。

今回は、垂線、ミラー、トリミング
を紹介します。

基本的に、重要なツールを厳選して説明
しようと思っています。

ちなみに、全てのコマンドを一個一個
詳細に細かく説明することも可能です。

例えば、円を描くにしても、中心円
三点円、二点円、直径、円周、同心円などが
存在します。

が、一つ一つを説明していません。

何故かというと、中心円を使えれば、他の
三点円、二点円、直径、円周、同心円を使用
することもあまりありません。

ぼくは「円を描く」という目的ではなく
「直径」を使用することがありますが、それは
かなりマニアックな使用方法です。

現在の時点でそれを説明すると混乱すると思う
ので、説明するつもりはありません。

が、興味があれば質問してください。

それ以外にも、

「角度線」にもいろいろあります。

説明した「相対角度線」以外にも
角度線分や極座標線なども似たような
使用方法で「角度線」を作図できます。

が、全体で見た時に使用頻度が高いコマンド
を説明しています。

とはいえ、それは

「ぼくにとって使いやすい」

という基準で選別しています。

なので、あなたにとってもっと使用しやすい
コマンドがある可能性もあります。

なので、作図に慣れてくればいろんなコマンド
を試しに使用して欲しいと思います。

全てのコマンドには

「このコマンドは便利な機能だろう」

という気持ちで作られているはずです。

なので、遊び感覚でいろんなコマンドを
試して欲しいです。

とはいえ、初めは何からスタートしたら良い
のかも解らないと思うので、ドンドン進めて
いきます。

今で、主要コマンドの半分近くは説明したと
思います。

作図をするにあたって、知っていると便利な
機能を厳選して説明します。

余分な説明は極力省きますし、予備知識として
説明する場合はあらかじめ言います。

補助線や記号、部品やブロックなどは基本的に
説明しません。

計測も「おもしろ機能」として少し説明する
程度だと思います。

なので、気になったコマンドはドンドン聞いて
くれればその都度説明します。

本格的に作図をするなら、知っていると便利
だと思いますが、そうでないなら使用頻度が
少ない機能が大半です。

8割は使いません。

正直、ぼくも使った事のない機能も沢山あり
ます。

「あ!この機能便利」

と思ったきり使ってないものも存在します。

なので、実践向きの即戦力的なコマンドを
説明します。

なので、理解しがたいことも多いかも知れ
ませんが、実際に作図するのが一番はやく
身に付く方法ですので、一緒に作図しながら
読み進めて下さい。

〇垂線

垂直の線を簡単に書けます。

作図→線分→垂線


図形→垂線アイコン


垂線を起動して、基準となる線を選択
します。



垂線をひく位置を決定します。



始点と終点を選択すると、垂線が書け
ます。





これが基本的な使用方法です。が、少し
面白い性質を説明します。

まず、垂線を起動します。そして基準で
円を選択すると…



垂線が円の中心を基準に作図できます。
位置を決めて始点と終点を決定します。



2本以上作図すると、中心の位置が明確に
なります。



使い方次第ですので、覚えてください。

〇ミラー

名前の通り、鏡で映したように図をミラー
で反転させます。

編集→図形編集→ミラー移動(複写)(軸)


編集→ミラー移動(複写)(軸)アイコン


ミラー複写(軸)を起動します。
ミラー複写する図形を四角で囲って選択
します。



大丈夫なら「エンター」を押します。



ミラー複写する線を選択すると、ミラー複写
できます。



ミラー複写(軸)は図面を書く時に多用
します。

本当に便利な機能なので、また紹介します。

〇トリミング

トリミングとは長さを調整する機能です。

以前に紹介した「図形接続」のように接続
するための基礎的なアイコンです。

編集→詳細編集→トリミング


編集→トリミングアイコン


トリミングを起動して、長さを調整したい
図形を選択します。



調整したい長さで指定すると、変更でき
ます。



最後に、全ての直線を円の長さに調整する
時に便利な機能を紹介します。

それが…

「伸縮1図形」

編集→伸縮1図形


「伸縮1図形」を起動して、円を指定
します。



長さを調節したい線を、円の内側で
選択します。



これを全ての線ですると…



となります。

ちなみに、線の外側を指定すると、



内側の線が無くなり、外側が残ります。

便利なので使ってみてください。

今回説明した垂線、ミラー、トリミングは
必要不可欠です。

使い慣れれば、いろんな応用がききます。
それも機会があれば紹介します。

次回は、この3つを使って図面を作図
します。

宿題

① 垂線、ミラー、トリミングを使ってみて
  ください。

② 使ってみた疑問点、不明点を質問して
  ください。

ありがとうございました。

Fujita