今日の勉強(2時間58分)

今日の勉強は財務会計論計算、財務会計論理論、管理会計論計算、管理会計論理論。

予備校ごっこでもしようと思い、令和6年第Ⅱ回の短答試験の問題をちょっとだけ解いてみました。悪化の一途をたどる短答試験ですが、とうとうここまで落ちちゃったか…

管理会計論の講評。

問題2、問題4、問題6、問題8しか解いてません。途中で飽きた。難易度はすべてAでしょう。問題4と問題8はAですらない。予備校も評価に困ったでしょうね。困ったってよりも呆れたって方が正しいか。AらしいAなのは問題6くらいか。

問題6について。総合原価計算からの出題。第1工程において生じた異常仕損品がすべて月初仕掛品から生じたとしている点が目新しい。ただし、『理論的に適切な方法で処理せよ』と明確な指示があるため、悩むことは何もない。ただ単に第1工程は純粋先入先出法で解けばよいってこと。

第1工程当月製造原料費単価は550000÷25000=22、第1工程当月製造加工費単価は811200÷27040=30。

第1工程月初仕掛品3000個を完成品1200個と異常仕損品1800個に分けます。つまり第1工程月初仕掛品原価63000+18600=81600を完成品と異常仕損品とで1200:1800に分けます。これにより、第1工程月初仕掛品から第1工程当月完成品に加工される分についてかかった原価は81600・(1200÷3000)+30・(1200-240)=61440。

第1工程当月着手分の当月完成品原価は(22+30)・23800=1237600。

以上より、第1工程当月製造前工程費単価は(61440+1237600)÷25000=51.9616。

第2工程にいたっては何のひねりもない。第2工程月初仕掛品原価は100000+30000=130000。第2工程当月製造加工費単価は481000÷24050=20。仕損品はすべて終点発生なので、第2工程当月完成品原価は51.9616・(24300+200-2000)+20・(24300+200-1200)+130000=1765136。よって、第2工程完成品単位原価は1765136÷24300≒72639。

ところで、私が最初に算定した金額は72635でした。なぜか。本問では先入先出法で『理論的に適切に処理』するんですよね。先入先出法は月初仕掛品から完成させるって理論でしたよね、確か。であるならば、この理論を貫くためには第1工程当月製造前工程費単価を(61440+1237600)÷25000と計算してよいものか。

要は第2工程当月投入25000個を1200個と23800個で分けておくべきではないのかってことね。1200個分の方の前工程費は61440、23800個分の方の前工程費単価は1237600÷23800=52、第2工程当月製造加工費単価は481000÷24050=20。

以上より、第2工程当月完成品原価は52・(24300+200-2000-1200)+20・(24300+200-1200-1200)+(61440+20・1200)+130000=1765040。よって、第2工程完成品単位原価は1765136÷24300≒72635。

一体どっちが理論的なんでしょう。

財務会計論の講評。問題2しかやってないけど。

問題2は本社工場合併損益計算書の売上総利益の問題。非常に簡単な問題。まず使う計算式は↓。

売上総利益=売上高-(期首棚卸資産残高+当期製造費用-期末棚卸資産残高)

製品の販売は本社しかやっていないので、売上高は本社の835000をそのまま使えばいい。

棚卸資産は材料と製品。本問の唯一の論点は未実現利益の消去。期首分については本社計上の繰延内部利益21600。期末分については工場在庫の材料と製品に含まれる本社が付加した内部利益。材料の方は(26000÷1.3)・0.3=6000、製品の方は(54600÷1.3)・0.3=12600。

期首棚卸資産残高=45500+90000-21600=113900
期末棚卸資産残高=12000+(26000-6000)+(103000-12600)=122400

当期製造費用は材料仕入212000、賃金72000、製造間接費108000、減価償却費70000を拾うだけで、462000。

以上より、売上総利益=835000-(113900+462000-122400)=381500

いつだったかの過去問で、やはり本社工場合併損益計算書の売上総利益の問題の予備校の評価は確かCだったような。しかし上記のようにやるべきことはそんなに多くなく、しかも明確です。誰でも解ける非常に簡単な問題です。

いまさら予備校の評価などどうでもいいですが、もしこれをCと評価しているのならそのこと自体問題だし、もっと問題なのはその言葉を真に受けて、逃げ出す御立派様。

本支店も本社工場も連結会計と同じ。未実現利益を排除するだけ。わかっていればなんでもない。本社工場って論点として扱うことがそもそもおかしいってこと。

ところで本問には一つ気になる点があります。資料Ⅱの3で、工場から本社へ完成品原価の20%増の価格で振り替えていると書かれています。この設定を活かすのなら、本社において製品の在庫がないとおかしいのではないでしょうか。

例えば、本社において製品の期末実地棚卸高は140400、またその製品の製造原価の材料費とそれ以外の費用の比は4:5とでもしてみましょう。

まず工場が製品に付加した利益は(140400÷1.2)・0.2=23400。製品中の材料に含まれる本社が付加した利益は(140400-23400)・(5÷9)・(0.3÷1.3)=15000。このように一つ取り入れるだけで多少は見栄えがよくなりそうなもんですが。

審査会は本当に実力のある受験生を選びたいんでしょうか。問題がきちんとしているのならさっさと選ばれそうな受験生もいるのにね。こんな程度の低い問題から目をそらすような雑魚、じゃなくて御立派様が合格するようではどうなんでしょう。

未知のものが見たい、だから研究したいことがあります。どうでもいいことをやるつもりは全くない。働きたくない。好きな研究だけしていたい。

恋する小惑星は次号で最終回か。嫌な予感はしていた。これでもうキャラットを買うこともないか。

あおの師匠はやはり彼女でしたね。やはり作者の感性は天才。しかし台詞が真中さんだけって…