今日の勉強(6時間15分)

 

今日の勉強は企業法と監査論。両方とももうゼロからやり直し。うろ覚えの知識はかえって邪魔でしかないので、何もかも完全に忘れた状態から勉強を再開する方が気が楽です。

 

監査論は財務諸表監査の意義から。利害対立関係にある企業が作成した財務諸表を利害関係者が手放しに信じるわけもなく、これでは企業は資金調達ができず、利害関係者は投資先が見つからず、経済が停滞するので、企業から独立した監査人が財務諸表に大局的信頼性を付与することで経済活動の下支えになってるらしい。ほー、初めて知ったわ。財務諸表監査って大事なんだね。

 

本当に小さい子供のときの話。何かの催しに参加して、専門家の先生がいらして、いろいろ説明してくださり、質疑応答の時間が用意されていて、私はあーだこーだと質問しまくりました。先生の御答えはすべてそれはまだわかっていないんだよばかりでした。しょせんただの子供でしたので、先生のわからないって御答えにがっかりしてしまい、先生も大したことないんだねーとかってことを申し上げてしまいました。帰りのとき、その先生に呼び止められ、怒られるのかなーとびくびくしていましたが、次のようなことを優しく仰いました。一言一句正確に覚えているわけではありませんが、そのときの情景ははっきりと覚えています。

 

僕がわからないことばかりで君をがっかりさせたかもしれないね。でもね、本当の専門家、自分のやっていることが大好きな人はね、わからないことはわからないってはっきりと告白するんだよ。わかってもいないことを御茶を濁すかのように誤魔化すことは絶対にしない。そしてわからないことをそのままにせず、じっくりと納得できるまで追求するんだよ。

 

君が今日僕の話にがっかりしたのなら、それは君にとって何かのきっかけになるかもしれない。まだ誰もわかっていなことを、君自身の力で解決してやろうって、情熱を燃やし続けて欲しい。僕らが催しをしているのは、君みたいな子供の、その燃料になるためなんだよ。

 

わからないことは誤魔化さない。未知の問題を自分の力で解決するその日まで心を燃やし続ける。

 

いいですよね。かっこよすぎですよね。惚れてしまいます。これが声に出したい日本語ってやつでしょうか。

 

あ、御立派様、公認会計士受験生はいいんですよ。部分点が大事な人たちでしょうし。1点でも多く稼ぐために、わからなくてもとりあえず何かしら書いておけば部分点が入ってくるかもしれませんものね。真の実力なんて関係ないんですものね。

 

ありもしない実力を虚飾する才能、公認会計士試験は本当に才能が必要ですね。なんだかんだで結局は才能がある受験生じゃないと合格できないでしょうね。私には才能が無さ過ぎて、合格ができるとは全く思えません。困ったね。笑っちゃいます。