もう辞めよう。そう誓ったのも1週間前、また僕は機械の前でGOGOと書かれたランプが光るのを待っていた。

退屈な繰り返し、時々のぶどうに喜んだ。何をしているんだろうと思いつつ、自分の人生みたいだなとも思った。うちの扇風機は褒美もなしに動き続けているというのに。馬鹿だなぁ。

一文無しの僕は蒸し暑い部屋の中で大の字で寝転がりながら、扇風機の風を浴びる。何とも言えない夏だなぁ。なんて。