マンション価格崩落って今に始まったことなのだろうか?!

 オリンピックもあり比較的投資の的になっていた感はありますが、そもそも価格崩壊は今に始まったことなのか

 むしろ、一時的に理由があって価格が戻っていただけのようにも見えます。

 もちろんコロナの影響は大いにあると思いますが、今後も投資の的になりえるものに成長が見込めるものなのかは些か疑問もあります。

 

 不動産について、その資産としての価値を考える時、どういうイメージを持つでしょうか。

 上がり下がりは激しそうでしょうか。何にリスクを感じるでしょう。

 

 値動きの大きい住宅価格と値動きの安定的な賃料という関係は、日本に限らず米国を含む世界の不動産市場で一般的。と

 

https://diamond.jp/articles/-/235102

 

 ここで書かれてるように、

不動産の賃料というのは比較的安定的で変わりづらい、例え不動産の価格が上図のように下落したとしても賃料は概ね変化がない。

 賃料はその資産価格の一部であるし、家賃(収入)が高い物件ほど価格が高く、それが下がれば価値も下がるのは当然。しかし、価格だけが下落するのは、賃料の遅効性が要因としてあります。

 価格が下がったからと言って賃料を上げ下げするのは借りてから考えれば分かりやすいですが、大きなトラブルにもなりかねません。

 

 不動産投資での利益が出る場合を考えると大きく二つ。同時に自宅として考える場合のメリットも考えてみたい。

 

 不動産投資は家賃収入か若しくは、売却利益。

 売却利益は、シンプルで安く買って高くうる。株などのデイトレードと変わらない考え方だろう。タイミングが読めて、転売するつてや腕があればコストを抑えてうまく儲かる可能性はあるかもしれない。

 家賃収入はというと、現状収入と言えるほどはないのが実情ではないかと思う。

 営業マンが保険がわりや節税を押さなければならないように毎月のローン返済額(+管理コスト)が家賃収入を上回る傾向にある。

 コロナ不況が起こらずとも人口減少、家計所得低下、消費の低下など不動産価格にマイナスになる要因が多く、価格崩壊が元々懸念される中で投資先に選ぶ気にはなれない。

 

 では自宅として、購入する場合はどうか。

 賃料を払うより購入した不動産のローン返済をするほうが安く将来資産になるからとよく耳にするが、果たしてそうなのか。

 確かに、ローンを組むには若いうちの方が長く組めるし負担が少ないと考えるかもしれない。家を買うこと全てをよくないと言う気はないが、お金(家賃)や資産(財産)の問題をメインに考えているのであれば、実際の購入コストやその後の維持費など考慮に入れ検討するべきでしょう。

 

https://www.homes.co.jp/cont/money/money_00146/

 

 サイトでも「購入」「賃貸」の比較はよくされています。

 調べていると、上記で書いたような話(ローン返済の方が安い)という部分については30年先の話になりそうということがわかります。

 また、資産になるというのは老後(完済後)。購入のタイミングにもよりますが、60-80歳の時(年金生活時)です。その時の家賃が厳しいからそれに備えて今のうちから家に投資するという状況になるわけです。

 投資と考えると、幾分リスクの方が大きく感じてしまいます。上記の例でも30年で1千万近く割高なわけですから。もう少し視野を広げて自分がなんのために不動産若しくはその他の資産へ投資するかを考える習慣を持つとより多くの手段を選べる機会に恵まれるかもしれません。

 また、あくまでローンは借金であることをわかっておく必要があるでしょう。必ず長い年数が経過すると生活の中にも変化がありトラブルも起こることでしょう。どのタイミングでも対応ができる余力や状態、仕組みを持って自身の限界を超えることは避けるようにすることが重要と思います。

 老後までローン返済以外に身動きが取れない状態に陥ることが最も最悪なシナリオだと思います。