こんばんは、
おくざわ高広です。
町田から政治と社会のかけ橋になるべく暮らしています。
今日は、多摩市で開催された「子ども虐待防止イベントin東京都下2021」に参加しました。
確か3年前だったでしょうか、町田で開催されたイベントに参加させていただいて以来となります。
このイベントの特徴は、虐待サバイバーつまり虐待を受けながらもそれを生き抜いた当事者が壮絶な過去を語るところです。
児童虐待と聞いてイメージする暴力的な話もありますが、精神的・文化的な面での虐待や育児放棄の話も聞くことができます。聞くだけで心が割れそうなほどつらい話ばかりですが、当事者の話はやはり一番説得力があります。
これまで30年間増え続けている児童虐待の現状を見れば、有効な対策を講じることができずにいることは間違いなく、当事者の声から政策を作り直していく必要性を改めて感じます。
都議会ではずっと提案していましたが、
起きてしまってからの事後的な対策ではなく、起きる前の未然予防を手厚くする方法を引き続き考えていかなければなりません。
虐待サバイバーの声を集めてつくられている「新しい虐待防止策」も配布されました。
✔親になる際に、親権や人権、虐待とはなんぞやということを母子・父子手帳に明記すること
✔妊婦検診の際に、親としての適格性やサポート体制があるかどうかといったチェックリストを用意すること
など、すぐにでも取り入れるべきものもありました。
また、
✔虐待サバイバーの自立支援のための資金提供、あるいはお金を稼ぐ力の育成
✔虐待被害によって生じた医療費やメンタルサポート
といった予算の必要な対策もありますが、法律で定められていない対策をとると国からお金は出ないので、
ふるさと納税などを利用した「児童虐待撲滅基金」をつくり、独自の対策をとることも重要な考えだと思いました。
最後に、虐待サバイバーの一人から、
昔はつらかったし、今もフラッシュバックとか残るけど、
その経験が役に立つならと思うし、笑顔で明るく児童虐待を無くしていきたい
という言葉があり、心を打たれました。
リカバリーTVというYoutubeチャンネルで発信しているそうなので、ご覧ください。
登壇者の皆さん、勇気を出してお話しいただき、ありがとうございました!
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誰もが生まれてきて良かったと思える社会を
ワクワクがあふれ出す町田を
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