こんにちは、

東京都議会議員(町田市選出)

無所属 東京みらい おくざわ高広です。

 

さて、今週末に投票日を迎える千代田区長選ですが、社長選びと思ったらワクワクしませんか?というお話をしました。しかし、現実の争点は「区政への信頼をいかにして取り戻すか」というやや残念なものとなっています。

 

では、各候補者はどのような方法で信頼を取り戻そうとしているのでしょうか?

企業に例えるなら、老舗の大企業、勢いあるオーナー企業、仲間を得たフリーランスによる戦いという印象です。

では、いってみましょう!

 

(以下、届出番号順)

1.いがらし朝青候補(日本維新の会推薦・日本共産党自主支援)

前回の千代田区長選での落選から4年越し2度目の挑戦。「自分の足で歩き、見てきた」というあたりに、実直さをアピールする姿が垣間見えます。また、前回は政党や組織の支援を受けていませんでしたが、今回は告示日2日前に日本維新の会から推薦が出るなど、一回りも二回りも強力な体制で選挙戦に臨むものと思われます。

一方で、石川区長のマンション問題などの難しい政治状況においては、政治経験が無いという点が不安要素でもあります。今回推薦を受けている日本維新の会と日本共産党はその考え方において水と油のような存在です。こうした政治状況をどうまとめあげていくのか、その手腕をどう伝えていけるかといったところでしょうか。

 

2.はやお恭一候補(自民党・公明党推薦)

元千代田区議会議員(連続4期)として、石川区長のマンション問題では百条委員会の委員長を務めるなど、その政治経験をアピールしつつ、自民党・公明党という国政与党の推薦を得ての戦いです。支援する区議会議員の数でいえば、有利な戦いを進めると思われます。

一方で、元千代田区選出の都議会議員ドン内田氏から「あまり関わりたくないなぁ」と報道され、また、国政においては推薦を受ける政党の国会議員の不祥事もあり、盤石とは言えない一面も垣間見えます。

 

3.ひぐちたかあき候補(都民ファーストの会・連合東京推薦)

先日まで都議会議員を務め、小池百合子知事が特別顧問を務める都民ファーストの会と労働組合の連合体である連合東京の推薦を受けての立候補。「気を見るに敏」その政治の流れを読む嗅覚の鋭い小池知事が連日応援に入るなど、改革を訴えるとともに信頼獲得に臨んでいます。

一方で、(後継指名ではないとしつつも)マンション問題のあった前石川区長から託されたネクタイで第一声に臨むなど、石川区長の路線を継承するのかなと思える一面も。「多選自粛」と選挙公報に書いていることから、マンション問題は個人ではなく仕組みの問題だと割り切っている部分もあると推察されます。

 

4.宮田ともき候補

無所属で若い(26歳)ということ以外は分からないため、ご紹介が難しい状況です。次回の政策紹介では、もう少しきちんと取り上げます。ご容赦ください。

 

5.信頼できるかどうかのチェックポイントは?

最後に、私が投票するときに候補者のどこを見て信頼度を図っているかという点をお伝えします。

それは、演説をしていないときの立ち居振る舞いです。

誰にも見られていないようなときほど、その人の本性が出てきます

例えば、公開討論会で机の下から見える足元。他の候補者が話しているときにイライラして貧乏ゆすりしていたり、きちんとそろえているけれどガチガチに緊張している姿が垣間見えたりします。

また、スタッフとの関係性も一つの注目ポイントです。演説を終えた後にスタッフとどう接ししているか、候補者が立ち去った後にスタッフがどんな会話をしているか、といった部分をみると、信用できるかどうか、裏表のあるなしが見えてきます。

それから、ライバル候補者や陣営と鉢合わせたときなど、どんな視線を送っているかも見ています。好敵手としてともに頑張りましょうと敬意を表する人と敵意むき出しでとても冷たい視線を送る人がいます。議員ならまだしも、区市町村長となれば、考えが違う相手にも敬意をもって相対する器が求められるものと思います。←この点、私は全く自信ありませんが。。。

 

というわけで、明日は【政策編】として、各候補者の政策を深掘りしていきます。

それにしても、いがらし候補 東京大学、はやお候補 東京理科大学、ひぐち候補 京都大学と学歴すごいことになってますね・・・最終回には勝手にいろいろランキングやろうと思います。

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