こんにちは、
東京都議会議員(町田市選出)
無所属 東京みらい おくざわ高広です。
さて、早速ですが、今日はとても心削られる出来事がありました。
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とある駅でビラ配りをしていたところ、
通行人
「おい、あそこでタバコ吸ってる奴、注意しにいけよ。」
おくざわ心の中
(俺もさっきから煙の臭いがイヤだと感じてたんだよな。とはいえ、このエリアは喫煙禁止エリアではないし、市議会の協力も必要だな。)
戻ってくる通行人
「なんで注意にいかないんだよ。やる気ないんだな、てめーになんか票入れねーよ。ペッ(ツバをはく)」
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路上喫煙の課題については、市内各所で相談を受けますし、どうにかしたいと思ってはいるものの、このやり取りでは前向きなパワーが湧いてこない…どんなコミュニケーションだったらがんばれるんだろうかと考えてみました。
私も欠かさず見ている大人気ドラマ「半沢直樹」では、人にものを頼むときの7文字を「お〜ね〜が〜い〜し〜ま〜す」と言ってました。でも、自分に当てはめるとしっくりきません。
議員ががんばろうと思える言葉はなんだろう…
ふと浮かんだのは、
「こまっています」
でした。議員の多くは、誰かの困りごとを解決したいと本気で思っています。実際に解決できるかどうかは、その議員次第としか言えませんが、解決したい気持ちは持っているはずです。
その気持ちを強め、行動を促す言葉。今すぐに変わらなくても、知らぬところで取り上げられ、解決へと向かう入口の言葉では?
先ほど紹介した話を言い換えてみます。
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通行人
「ここでタバコ吸われると体の調子おかしくなるし、困っているんですよ。どうにかなりませんか。」
おくざわ
「どうしたら解決できるか考えますね。少しお時間いただけますか?」
通行人
「ちゃんと取り組んでくださいね。ちゃんと見てますからね。」
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コミュニケーションの入口を変えるだけで、こんなにも変わるものかと思います(今日の記憶は差し替えておきます)。
政治家は信用ならん。期待できん。その気持ちが分からないとは言いません。でも、その気持ちをストレートにぶつける前に、何に困っているのかをストレートに伝えていただけたら幸いです。
というわけで、本日いただいた困りごとは、解決に向けて取り組んでまいります。