インターン日記①〜特別な支援(スペシャルニーズ)ってなに？〜

こんにちは、

東京都議会議員(町田市選出)のおくざわ高広です。

◯２月から３名のインターン生と活動を共にしています。私が気づかない(失った？)視点からの鋭い意見や質問はありがたいものです。

その素晴らしい意見を私だけが独り占めするのはもったいない！

というわけで、今回はインターン生に活動日記を書いてもらいました。

◯都立町田の丘学園(特別支援学校)の公開授業へ参加した日記となります。都立町田の丘学園は、肢体不自由教育部門と知的障害教育部門から成る特別支援学校で、野津田の本校と山崎校舎(本校改築完了までの仮設校舎)で、400名弱の生徒さんが通っています。

◯さて、前置きが長くなりました。ここからが読んでいただきたいところです！是非、最後まで！

はじめまして！

おくざわ議員のもとでインターンをしております塩崎です。

2月7日に都立町田の丘学園の公開授業に参加してきました。

特に印象に残ったことが、生徒さんたちとの会話です。校舎からバス停まで一緒に歩いた男子生徒さんは、恐らく軽度ではない知的障害の生徒さんで、会話はなかなか進みませんでしたが、沖縄楽しかった。とおもむろに笑顔で発していたので、修学旅行で行ったの？と尋ねるとうん。と教えてもらいました。それを聞き、授業風景を思い出しました。

町田の丘学園では、座学以外にも職業訓練の授業も行なっていました。なぜなら、健常者が容易に取得できる技術や知識でも、障害のある方は時間がかかるからです。学校は模擬社会です。社会で活躍できるよう、早い段階から訓練をしていると職員の方から伺いました。中学生からインターンも実施しているとのことでした。

特別支援学校＝職業訓練場

というイメージが、私には少なからずありましたが、

「沖縄楽しかった。また行きたい。」

と笑顔で話してくれたのを聞き、学校とは改めて、楽しい時間を過ごす学び場であることを実感しました。

バスの移動では、軽度障害のある女子生徒さんと男子生徒さんと話しました。学校で流行っている、ユーチューバーや音楽についての話で盛り上がりました。話をしていて、学校生活が充実しているどこにでもいる高校生という印象を受けました。

私は正直、町田の丘学園を訪れるまでは、特別支援学校に対して閉鎖的で暗いイメージを持っていました。しかし、生徒さんと直接会話をし、楽しそうに学校生活について語ってくれる姿をみて、私たちと変わらない学校生活をおくっていることに気がつきました。

学校生活で一番大切なのは、楽しい時間を過ごせる環境か。というところにあると私は思います。私が通っていた高校とは学ぶ内容は違えど、学校で過ごした楽しい時間や友達との思い出は、後々の人生を豊かにしてくれるものだと感じます。これは特別支援学校に限らず言えることですが…！

実は、私は町田市在住なのですが、町田の丘学園がどこに所在しているかも、どのような障がいの種類の生徒さんが在籍しているのかも知りませんでした。

今回、公開授業に参加させて頂き、町田の丘学園の特色や活動内容を学ぶことができました。学校案内をして頂いた町田の丘学園の職員の皆様に感謝申し上げます。特別支援学校のイメージが変わるとても良い機会でした！

最後に！職業訓練の授業では、生徒が班ごとに分かれ、技術を学ぶのですが、サービス班が販売していたマフィンとても美味しかったです！持ち運び用の紙袋はリサイクル班が制作したもので、とてもしっかりしていました。

6つのマフィンを購入したのですが（1つはバス停まで案内してくれた生徒さんにあげました笑）特に紅茶がおしいかった…！！😊

家族も喜んで食べてました！

ちなみに、パウンドケーキも販売していると教えてくれたので、次はパウンドケーキも食べれたらいいなぁ！

以上

塩崎からの活動報告でした！

◯特別な支援(スペシャルニーズ)があれば誰もが楽しく学校に通えること、その先に社会で活躍できることに気づいてくれたのかなと嬉しく思います。

◯障害のある方だけでなく、高齢者にも妊婦さんにも子どもにも、怪我をした時も、みんなに少しずつスペシャルニーズがあります。医療行為など専門性の必要なものもあればちょっとの声がけで済むものもあります。誰もが楽しく、イキイキと活躍できる社会は、おたがいさまの気持ちでスペシャルニーズを補い合う社会なのではないかと思う次第です。その実現には、インクルーシブな環境で一緒に過ごす時間を増やすことが最も効果的なのではないかと改めて気づかされました。

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