容疑者たんの逃亡日記☆
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思い出は…

思い出として綺麗なまま記憶の引き出しの中にしまいこむべきなのか?

それとも、引き出しから引きずり出し今の時代の風と空気にさらすべきなのか?
どーしても忘れられないあの人を探したい方は利用してみて下さい煜

ドラマ「秘密」の容疑者たん的続き⑫





平介の体は震えていた…









もう二度と直子に「平ちゃん」と呼んでもらう事などないのだと思っていた。









7年の歳月を経て…









今「平ちゃん」と再び呼ばれた。







平介は何も答えられないまま、力を振り絞って直子の目を見た。











その目は迷いも不安もない透き通るような清らかさと




決意の強さを物語る力強さを合わせ持っていた。











直子は何かを本気で決意したんだ!そう平介は判った。












「平ちゃん…今まで寂しい思いさせちゃったね。これからは大丈夫だよ。」






何も言わない平介に直子は話を続けた。




つづく…

ドラマ「秘密」の容疑者たん的続き⑪



平介はなかなか言葉が出ない…








どんどん焦りはつのる…








焦りの限界まで達した時…





直子が話しかけてきた。













「平ちゃん…」








えっ!!!!!!!!!!!!







言葉には出さなかったが…



正確に言うならば、心臓が爆発するほどの驚きで平介は何も言葉には出来なかった。








聞き間違いかもしれない。





もしくは幻聴なのかもしれない。






平介は頭の中で色々考えた…






外にいる直美の楽しそうな笑い声が部屋には響いている。












「平ちゃん…」

















「わたしだよ…直子だよ」









少しの静かな時間の後、直子はハッキリと言葉にした…






つづく…
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