FUJIを走り終えてから3日が経ちました。
完走した時に感じたことをその場では言語化できなかったけど、なんだか今ならできそうなので文章を書いています。
一昨日書こうとしたブログは1000字ほど書きましたが言語化しきれずに没となりました。
■充実感と危機感
FUJIに関して2つの感情があります。
完走できたことに対する充実感と、目標としていた走りが出来なかったことに対する危機感です。
■危機感
まず危機感から触れたいと思います。
私はFUJIでいつかは優勝したいと思っています。
「国内の100mileランナーとしてトップ」を目指しています。
今回の結果はそれに遠く及ばない結果でした。
年に一度の大一番で外してしまった。
次は一年後、同じことを繰り返している時間はありません。
次こそは、、、どう取り組んでいくべきなのか、
慎重にかつ積極的な選択をしていかなければなりません。
そんな危機感を持っています。
■充実感
レースでは外してしまった。けど充実感もある。
これはなぜなのか。
完走できたからなのだと思いますが、単純に完走したからではないと思っています。
ちょっと遡って4年前、始めてUTMFの映像を見たときに感動して涙が止まりませんでした。
ランナー一人一人が前を向いて走り続けていた姿に目を奪われました。
順位とか、目標とかもちろんあるけれど、レース中はただ全力で前に進み続ける。
そこに魅力を感じたのだと思います。
今回のレース、私は天使山地で目標達成が困難であることを受け入れざるえませんでした。
ですが目標を達成できないからといって、レースで全力を尽くせないわけではありません。
「今自分に出来ることをやり続ける。」
それは少なくとも成し遂げることができた。
それがたぶんこの充実感に繋がっているのだと思います。
■目的と手段
上記の危機感と充実感のところで
「国内の100mileランナーとしてトップ」
「今自分に出来ることをやり続ける。」
2つの言葉を出しました。
これは私にとって手段と目的なんだろうと思っています。
どっちが目的でどちらが手段だと思いますか?
皆さんもぜひ自分と照らし合わせて考えてみてください。
■目的は「今自分に出来ることをやり続ける。」
私にとってトップを目指すことはあくまで手段なのだと思います。
それよりも自分の人生を納得できるものにすることが本当に重要で、トレランをやったり、トップランナーを目指すことはそこに対するマイルストーンとなってくれる手段なのだと思います。
自己分析の本で「to do型」と「being型」に人は分けられると書かれていましたが、
この場合で言うと
「to do型」・・・・・・優勝、完走することが目的(結果型)
「being型」・・・・・・日々自分が目標に向かって過ごしていくことが目的(プロセス型)
■手段は達成できなかったけど目的が達成できた
こうして考えると今回のレースは私にとってトレランを始めた目的が達成できたのだと思います。
目標は達成できなかったけど、充実感を感じているのはこれが理由かなと思っています。
■手段はマイルストーン、「結果は大切」
こんなことを言っていると、「結果はどうでもいい」みたいに聞こえるかもしれません。
それは明確に違います。
結果を出すことに向き合っていかなければ目的は達成できません。
だからこれからも「国内トップランナー」を目指すことは絶対にあきらめません。
これをやめる時は、諦めて新たなマイルストーンを設定した時です。
■100mileってやっぱりいいね
いろいろ書いてきましたが、「100mileってやっぱり最高だな」って思います、
たぶん小手先の技術で結果を出せないのがいいのかなと思います。
今回は目標達成できませんでしたが、何度でも挑戦する価値を感じてしまう。
「100mileやれて幸せだなー」