「500円札」の巻 | あさだたかしの『替玉、硬麺で!』

「500円札」の巻

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長文です。

暇な時に読んでください。

これは月曜日のお話しです。

月曜日は月に一度の

「事務所日」でした。

事務所日とは・・・

五反田にある浅井企画の

事務所に行き、

会議室をお借りし、

コンビで、今後の方向性を

考える日の事であります。

私の家から、事務所まで

約45分かかります。

なんなら余裕を持って

50分前に出ます。

しかし、今月は

勝手が違いました。

それは、家を出る時に

所持金が36円しか無かったのです。

前日、次の日が給料日と

余裕をかました私は

小銭入れにあった

5百円玉と百円玉を

全部、貯金箱に入れており

さらに、タイミング悪く

Suicaにも

残高は105円、

これでは電車に乗れません。

でも大丈夫。

15日は、バイトの給料日。

駅に向かう途中に

銀行寄って、

お金を下ろせば

問題無しと思って

家を出ました。

駅前のATMに着きました。

2台のATMに

6人ほど列んでます。

お婆さんが、

えらい振込みに

手間取ってます・・・

時間は、11:20

私の順番が来る頃には

完全に遅刻になります。

私はテンパりました。

俗に言う、

「アタフタ」しました。

お金は無い。

電車に乗れない。

ATMは大行列。

待てばお金は下ろせても

時間的に遅刻。

どうする?

今日、遅刻したら怒られる。

でも、電車には乗れん。

時間も無い。

あぁ~、遅刻したら

ヒデキにも迷惑かける。

どうすればいい?

かなり、テンパってます。

はッ!?

そう言えば、

財布に「5百円札」がある!

これも、日本のお金。

駅員に話せば

切符買えるやろ!

背に腹は変えられん!

私は、中野駅の改札に

向かいました。

駅員さんに説明しました。

「今、急いでるんですが、手持ちも無く、Suicaにも入っていなくて困ってます!この古いお札で切符買えませんか?」

若い駅員さんは

「無理ですね」

きっと、5百円札見た事無いんやろな・・・

「いや、紛れも無く、日本のお金ですよ!」

それでも

「旧札は無理です」の一点張り。

「じゃあ、どぅすれば良いんすか?」

「とりあえず、改札は通しますんで、五反田まで行って精算してください。」

「だから、駅の中にATM無いでしょ?五反田なら、この札使えるんすか?」

「多分、使えませんね。」

「じゃあ、五反田行っても出れないじゃないですか?」

「五反田で、誰かにお金借りて精算してください。」

こりゃ、もぅ拉致があきません。

「とりあえず、じゃあ五反田まで行かせてください。」

と、電車に乗りました。

ヒデキに事情を話し、

助けを求めました。

ヒデキの答えは

「駅員に免許証とか渡して、後からお金持ってくる。とか言えば行けるやろ?」

「そうなん?」

私は、不安でしたが

とりあえず、12:00

五反田に着きました。

私は駅員さんに説明しました。

五反田の駅員さんは

あっさり、

「じゃ、帰りに210円払いに来てください。」

「え!?それで、いいんすか?」

「一応、名前と連絡先だけ聞いておきます。」

「ありがとうございます。」

そんなこんなで、

五反田の改札出れました。

多少、遅刻しましたが、

ヒデキが事情を話してくれていて

なんとか、怒られる事なく

事務所日を終えました。

帰りに五反田駅で

210円払いました。

本当に危なかったです。

今度からATM寄る時は

早目に家を出ようと思います。

あのATMって

お年寄り専用とか

引き出し専用とかに

すると効率良く行くと思うのは

私だけですかね?