亀仙人の「ドラゴンボールはもうちびっとだけ続くぞ!」という文句で始まったブウ編。いい加減鳥山明を休ませてやれよ。人造人間編が始まった時点で編集部でもドラゴンボールは評判が悪かったと言うのに。(鳥嶋和彦がインタビューで言ってる。)

天才に頼りすぎ。ジャンプ編集部は雑誌の売り上げばかり気にして、質の高い作品を作ろうって頭は無いのかね?鳥山明程の天才をここまで消耗させやがって、これはもう犯罪ですよ。ブラック企業もいいとこ、ドラゴンボールが鳥山明に与えた悪影響は本当に大きいと思う。勿論いい影響も与えているけど、ドラゴンボール以降の鳥山明の作品を見てると本当に、ドラゴンボールの所為で鳥山明は駄目になったと思う。まぁ、これに関してはその内語るとして、大人しく本編を語ります。行き成り愚痴っぽくなって申し訳ない。

 

先ずブウ編の最初の話では悟飯が高校生になってますね。成長した悟飯カッコいいですね。よく孫悟飯はセル編の時の方が素敵❤と言う人がいますが、僕はこっちの悟飯の方が好きですね。

ブウ編は最初の悟飯の学園ドラマがとても面白い。ブウ編の魅力はここに尽きると迄は行かないけど、ここら辺は本当に面白い。アニメ版でもここら辺はオリジナルの話を幾つか作っていて、それがまたいい。最高視聴率取ったのもここですからね。

これはもうドラゴンボールって実は戦う必要無いって事ですよ。

 

はい、戯言は置いといてブウ編の最初の話、其之421話を語りたいんですけど、この話がいいんだよなぁ。

先ずサタンシティとか言う縁起の悪すぎる町の名前。ここはデトロイトですか?ってな位治安が悪いんですよ。こんな所に住んでる奴凄いな!俺なら絶対住まない。始まって3ページ目で警察が打たれてますからね。そして次のコマで、倒れた状態で、

 

「い・・・いでいででで・・・!!!ママ~!」

 

とか言ってますからね。こんな警察いる訳無いよな。鳥山明の狂気を感じますな。こんな所で笑いを取ろうとするとは。もう働き過ぎて頭パンクしてんじゃねえのか?

しかもこの町の警察、ビーデルとか言う10代の小娘に応援を頼む体たらく。余程人材が不足しているんですな。唯でさえ治安が悪いのに、人材まで不足しているとか、絶望以外の何物でもないな。

まず富裕層は町から出て行っちゃうんじゃない?こんな所に住んでたら何時死ぬか分からないし、お金が有るなら他に移った方が絶対いいよ。何の利点も無いね。こんな所に住んでいたら。寿命が縮まるだけ。もうロボコップを連れて来い。

そしてこんな治安が悪い街にまともな学校がある訳無いよな。何で悟飯はこんな町の学校に来ようと思ったんでしょうか?相当頭がいい筈なんですが。

まあこういう所に突っ込み出したら切りが無いんで、これが鳥山流ギャグなんでしょうね。

 

僕がこの話で面白いと思うのは、悟飯が超人的な能力を持っていて、はっきり言って知識を高めたいだけなら、家に籠って勉強してればいいと思うんだけど、(恐らく母親のチチが悟飯に社会経験させたかったのでしょう。)それを隠して何とか周りに合わせて、普通にやり過ごそうとするけど、存在が浮きまくってる所ですよ。

8mもジャンプしといて、悟飯が「まぐれですよ。」って言うのは最高ですね。ここら辺の鳥山明のギャグは本当にセンスがいいと思います。これは一般受けする笑いですよ。

 

またこの話はアニメが凄く出来がいいんですよ。作画が滅茶苦茶綺麗なんですよ。ドラゴンボールZ第200話です。山室直儀さんが作画監督してますからね。山室直儀さんはドラゴンボールの作画監督の中では間違いなくトップの人ですからね。劇場アニメでも多くの作画監督を担当し、アニメでも重要な話を多く担当しています。

 

原作の絵は、もうここまで長く続くと流石に疲れが見えて来た印象です。と言うかセルゲームの後半から明らかに作画の切れが悪いと思う。もう本当、休ませて上げて。