「〇〇さん、これやっといて」

「はい。わかりました」


よくある会話です。


ただ、たいていの人は、わかりました、と言った後に何かしらの思いが生まれると思います。

それは人によってはネガティブなことだったりします。

嫌だな、面倒くさいな、帰りたいな、とか。


それは、それでいいんです。いや、むしろその方がいい。


でも中にはその思いにフタをしている人がいる。それも無意識に。数としては結構多いと思います。


そのフタをされた思いはいつか爆発します。

人を傷つけるか、あるいは自分を傷つけます。


なるべくそうなる前に、自分の思いに耳をすませること。

自分の思いがわかれば対処できるから。

逃げるなり、辞めるなり、無視するなり、わからないふりをするなり、待ってもらったり。なんやかんやとやり方はあります。


自分の思いに耳をすませるには、一度立ち止まることが必要です。

それは文字通りどこかへ歩いて行って、できれば一人になれるところでポツンと立つこと。

そして「なんでこんなにがんばってるんだろう」とつぶやいてみる。

そうするとまわりのペースに流されていたことに気づく。

本当は苦しくてできないのに無理をしている自分に気づく。

まずは気づくことが大事。気づけばそれ以上わるくならないから。わるくなる前に対処できるから。


つらくなったら立ち止まる。これを大切にしていきたい。