1馬力よりも3.5馬力 | 沢走郎素質向上ブログ

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上手に走って、誰にも負けない素質(体力・能力)を作ろう。

 今回は人が活動するエネルギー源として糖質(砂糖、白米、パン、うどん等炭水化物と、脂肪酸(バター、ラード、MCTオイル等脂質)を比較してエネルギー代謝(人が頭を使ったり、スポーツを疲れずに継続できる体力)の違いについて最新情報を元に考えていきたいと思います。

 糖質にしろ、脂肪酸にしろエネルギー源であるアデノシン三リン酸(ATP)に体内で変える必要があります。自動車でもガソリンを満タンにするのと半分しかないのとでは走行距離に差がでるように、人の体もATPが多いほど、頭を使うにしろもスポーツをするにしろ身体が効率的になります。

 糖質からATPをつくるには、体内で糖質をピルビン酸に変え、さらにミトコンドリア内でアセチルCoAに変える必要があります。このときには、多くのビタミンBが必要になります。アセチルCoAはさらにクエン酸回路はいります。さらに多くのビタミンB群(ビタミンB1、B2、B6、ナイアシン等)鉄、マグネシウムが必要になり電子伝達系で鉄、酸素が欠かせなくなります。精神科医藤川徳美先生は上記の化学反応が確実に実施されるには、ミトコンドリアはたんぱく質でできているので不足すると機能が低下するといわれています。先生はプロテイン(動物性のホエイプロテイン)を推奨しています。ここでできるATPは36個といわれています。

 次は脂肪酸(バター、ラード、MCT オイル等)をエネルギー

源にする場合です。脂肪酸は糖質のようにピルビン酸に変える必要もなく直接アセチルコアになります。糖質のように余分な工程がないわけです。ビタミンCがあるとスムーズにアセチルコアに変換され不足すると脂肪酸が燃焼不足になります。この後糖質と同じ工程でATPが129個作られて、糖質と比べてもATPが3.5倍も多くて車でいえば1馬力から3.5馬力にモデルチェンジです。

 私がこのブログをかいたのは精神科医藤川徳美先生の本を読み実践して、自ら体験の結果、能力、体力が改善したので、皆さんにも知ってもらいたいと思い書きました

 私の経験から人は運動(走ること・筋力トレーニング)をしないと若いうちは良いのですが年を取るにつれて、加速度的に身体が老いてきます。走ることに関しては沢走郎の能力体力は素質で決まる、筋力トレーニングについては、アスレティックトレーナーの山本義徳さんを参考にトレーニングを行うと良いとおもいます。