筆頭の開花から7日目、遂に花びらを手放した




妹たちの開花を見届け、心残りなど微塵も見せずに・・・


牡丹や芍薬の散る姿を”崩れる“と表現する

完璧と言う状態に潜む底しれぬ恐怖から先人達は完成を畏れ、あえて隙を残したと伝わる・・・

『完璧とは崩壊寸前の楽園である』

そう、誰かが囁いて居たとか居ないとか・・・


牡丹よりボタンらしい桜さんの佇まいに吹き飛ぶオセンチ

吹き飛ぶと言えば、常に荒れ狂う風に曝される我が家ですが、今日は一段と威力を増して愛しきポールたちを踊り狂わせてました




風に揺さぶられる姿が切ないほど綺麗で・・・




あまりの美しさに招いてしまった自身を恨んだりもして、ホント、アタシってめんどくちゃいっ!!!


ポールの居るフェンスの横は空き地で、今はチガヤの綿毛がとても綺麗なんです




この綿毛が西風に乗って我が家に飛来するはずなのですが、普通はね〜

でも、余りの強風で我が家を素通りして行くんですよ(笑)

フワフワ舞うなんて、そんなもんじゃなく、水平にヒュイ〜ンって消えてくの

この庭を手掛けて7年目、1度も庭でチガヤの発芽を目にしたことないですっ🤣🤣🤣


そう言えば・・・

年末に彼がプレゼントしてくれたシクラメン、根詰まり起こして苦しそうだったので3月頃に鉢増ししたんですよ

そしたらまた蕾が上がって来て2度目の開花を迎えてくれてます


完璧なる美の権化が崩れ去っても

微笑みを浮かべながらまた異なる美の化身が目を醒ます


でも、私は忘れない

現れては消えてった全ての愛しさたちの面影を胸に宿しながら

これからも生きてくよ