最愛の薔薇

ポールズヒマラヤンムスク






20メートル超えの西側フェンスの全てをポールを中心とした4本の薔薇に捧げてます(ロサムルティフローラ、ドルトムント、ポールズヒマラヤンムスク、ニュードーン)






ポールを知る前、私は薔薇が嫌いでした






震災前に住んでいた故郷の庭の薔薇は一株のカクテルだけでしたし、常に生花を絶やさない室内にも積極的に薔薇を飾ることはほとんど有りませんでした






被災し、新たな土地で再び庭を手掛けるようになって、足繁く通った園芸店でも薔薇が並ぶスペースに足を止める事はなかったんです




でも、出会っちゃったんです、価値観と固定概念を打ち砕く運命の薔薇、ポールズヒマラヤンムスクに・・・

ポールは私にとってのオムファタール




一期咲き、花期は10日ほど、一気に咲き誇り、そして惜しげもなく散り急ぐ

その姿に震える魂は何故か懐かしい・・・

そう、日本人なら愛さずに居られない花、桜を彷彿とするからなのです




生きててよかった

また来年も逢いたい・・・

そう、心から思わせてくれるポールズヒマラヤンムスク


今年も始まりました

ポールが見せてくれる泡沫のエリシオン・・・


まだ3割ほどの開花ですが、この状態が一番好き

だって、満開が近づくと泣きたくなっちゃうんだもん