私の庭はマレフィセントの祝福を受け続ける




楚々として

なんて愛らしいんだろう

香りもほんのり爽やか



こんな可愛らしい花、他にある?

毎年、マレフィセントの使者たちが何十ものノイバラの種を運んで来る


祝いと呪いは同じらしい

私はこの祝福が呪怨に至らぬよう

心を鬼にして、延々と贈られ続けるギフトを摘み取りながら庭の調和を管理する

本当は全てを生かしたい

この葛藤と罪悪感こそがマレフィセントからの恩寵を選別する呪いなのだろう