“あずき”が歌舞伎の「引き抜き」のように装いを新たに・・・
名のごとく“小豆色”だった頃も素敵だったけど、着付けに差し色を効かせて、小粋な江戸の町娘のよう
早春は草木達の些細な変化に気づけるし、一喜一憂できる
本格的に八百万の命達が動き出してしまうと目が眩んでしまうから・・・
外へ出たがる桜を横目に私は室内で過ごす静かな時間を愉しむ
摘花ビオラを塗りに浮かべて白昼夢
たゆたう小花に酔いしれる
始めはリビングで撮ってたけど、寝室の床の色の方が映える気がしてトコトコ2階へ・・・
うん
“しっくり”来た
“浮舟に
身をば委ねて
月洲へ
冬をおくりに
春をむかえに”
紫檬