
ここに至るまでの過程を載せてみる
先ずは庭で良い感じになってくれた植物を適度な長さに切り揃えてワイヤリング
クレマチスの種も可愛いね
ワイヤーをUピン状にして片方を軸にし、もう一方を巻き付ける、黒いのはルドベキアの種、右のは人参の種
ストケシアの種も綺麗だなと思ったからパーツとして使いたくなった
ワイヤリングの後にはフローラルテープでテーピング
フローラルテープは伸ばす事で内部の糊が露出し固着するから、指で千切れてしまわないギリギリまで引き延ばしながら巻き付ける
首の部分は2重~3重に平行に、首下からは斜め下に引き延ばしながらクルクルと軸に巻き付けてく、文で説明すると伝わり難いけど、持ち手で首を持ちながら、もう一方の手の親指と人差指でキュッと圧迫して持ち手を上部に引き上げると綺麗にテーピングが出来る
ワイヤリングだけでもパーツとして使えるけど、テーピングする事で強度が増し、完成後に角度を自在に調整する事が可能になるし、茎が乾いて痩せても落下し難くなる
もちろん、ドライにしてからパーツを作れば乾いて痩せる心配はなくなるんだけど、それでも私のリースにテーピングは欠かせない
自然乾燥でナチュラルな風合いも素敵だけど、着色して質感を変えても面白い
薄くゴールドを吹き付けたアナベル
赤の上にゴールドを吹き付けたルドベキア
青の上からゴールドを吹き付けた紫陽花
自然界には存在しない色彩にする事で、装飾品としての可能性が膨らむ
リースベースは“ため”が効く枝なら何でもOK
柳が1番ため易くて折れ難いけど、今回は葉を残したままのイヌツゲ
硬質で照りの有る葉はリースにするとオリーブやローリエのような雰囲気が出る
始めに2つのパーツをフローラルテープを巻き付け頭にする
ここが1番楽しい作業、どんどん繋げてガーラントにして行く
フローラルテープは最後まで切らない
リースベースに重ねて長さが合えばガーラントは完成、ここでフローラルテープをカット
リースベースに数ヶ所ワイヤーで括り着ければ完成
いかがでしょう?
意外と簡単でしょう?
この手法の優れた点はデザインに飽きたら分解して何度でもリメイク出来ちゃう事と、ワイヤリング&テーピングして有るからパーツの向きを気のすむまで微調整出来る事、フレッシュ、ドライ、アーティフィシャル、どんな素材にも活用出来る事
最も手間を要する技法だからこそ、丈夫で美しいリースが生まれます
製作過程を長々&細々と日記にするって、何だかプロみたいで不思議な感じ(笑)
お付き合いに感謝
最後まで御覧下さって有り難うございます
m(_ _)m
紫檬