山百合のラヴィリンス


噎せかえるほどの芳香に霧が染まる






妖艶の権化


迷いこんだまま永遠に閉じ込められてしまいたい




美しいのか醜いのか、そもそもこの強い香りは本当に芳香なのか、美醜や善悪の概念を揺るがしてしまう圧倒的存在感


たった一輪で世界を霞めてしまう迫力




官能の奥に潜む魔性




捕らわれた私は小さな羽虫にされてしまいました



紫檬