見頃を迎えた矢車菊


フランスギクの花が終盤戦に入り、背の高い大輪のデージーの花が開き始める


そろそろ、春の名残を抱え続けた草花達が一気に枯れ込む


空き地のクローバーやグラス達も新陳代謝


完全保護色の桜


セイタカアワダチソウが春の名残を覆い尽くすかのように勢いを増す



空き地や野原の新陳代謝を観察して気づく、誰も手入れしないからこそ、土地が痩せないのではないだろうか?

枯れた部分は虫や微生物を養いながら土に還り、歳月を経て、痩せた砂地は豊かな土壌に・・・


優しい色の金魚草が咲いた


こぼれ種の不思議、植えた覚えのない色の花が咲く、交配に隠されてた遺伝子なのか、虫が運んだ花粉の魔法なのか、解らないけど、解らないからこそ、想像力を駆り立てる


クリーム色に遅れをとりながら咲いた薄紫のジギタリス


朱色に遅れをとりながら咲いた紫のチェリーセージ


黄色に先駆けて咲くブロンズカラーのルドベキア

色による花期の差も神秘だ


鶏頭とヒューケラを愛してやまないカラスが落として行った羽、仏壇からの御下がりの終わりかけた菊に添えてみた


ルドベキアとシロタエギク


紫陽花とニュードーン、これは大阪で亡くなった少女に捧げました・・・

御遺族の哀しみは察するに余りあります、癒えぬ傷を抱えながら生きて行かなければならない辛さは同じ被災者として痛いほど分かります

マスコミも、犠牲者の数や被害の規模では見えない哀しみに心を寄せて欲しい・・・


哀しみは癒えません、哀しみが日常に変わるだけなのです

どうか、その深い哀しみの矛先が御自身に向かう刃となって、御自身を責めたり致しませんよう、祈るばかりです・・・

いつか、その哀しみごと、再び心から笑える日が来ます、一点の曇りもない笑いではなくなるけれど、胸を刺す痛みは消えないけれど、哀しみに覆われた他の感情も再び芽ばえます

そんな自身の変化すら、御自身を責める引き金となる時期も有ります、でも、どうか、どうか、御自身を責めないで頂きたいです・・・


紫檬