日本にはハレの日とケの日に分けて生活にメリハリを見いだす習慣がある
“ロサ・スズメノウンコカラ”
庭に集う雀達の落とす糞から産まれた我が家の薔薇
実生なので、どんな花が咲くのかまだ分からない、ノイバラだとは思うけど、ホントにノイバラなのかどうかは不明
こんな風に庭の至るところで芽生える、1枚目の写メはこうして芽生えた苗をフェンス沿いに移植した2年目の苗
発芽率の高いヒップだと、こうして幾つも纏めて発芽する
私は薔薇が苦手だ、嫌いなのではなく、苦手、晴れやかで華やかで、咲いてる姿は万人の目を惹き付けずには居られない、誇りすら漂うその天賦の美貌を目の前にすると、私はどう対処して良いのか分からなくなる
薔薇は間違いなく“ハレ”の花、その色も姿も香りも、人を高揚させる
昔から薔薇の花の半径30センチは天国だと思ってる、1輪で半径30センチ、2輪なら60センチ、3輪、4輪、、、
想像しただけで頭がクラクラして来る
私の庭の花の大半は“ケ”を意識して招いた花
ハーブを中心に、ニゲラ、クローバー、フランスギク、矢車菊、ルドベキア、エキナセア、スプレーマムなどなど、、、
こう言う花は、例え広大な野原を埋め尽くすように咲き乱れたとしても、人をひるませたり、おののかせたりしない
私はノイバラを特別視していた、薔薇の中でも“ケ”に属すとばかり思い込んでた
だけど、育ててみると、やはり、地味だろうが野趣あふれようが、薔薇は薔薇
その葉、その枝、その姿、やはり、何か、人を期待させ、高揚させてしまう、特殊なオーラを放ってる
“ロサ・スズメノウンコカラ”の影響で、私は庭に薔薇を招く覚悟がついた
とは言え、私の招いた薔薇はハマナス、ニュードーン、ポールズヒマラヤンムスク、白花モッコウ
こちらはニュードーン、小さな苗を2月に植えた、植え付けの時期も悪かったし、環境もかなり過酷なので、ダメ元で植えてみたけど、どうやら咲いてくれるらしい
やはり早春に迎えたばかりのポールズヒマラヤンムスクはタケノコなみの速さで枝を伸ばし、枝先には沢山の蕾をつけてくれてる
地植え2年目のハマナスも順調だ
こうなると、もっともっと薔薇を増やしたくなる、そうなる事が分かって居たから、今まで薔薇から逃げて来た
でも、今は、ひそかに考えてはニヤニヤしてる・・・
敷地を囲むフェンスの全てに薔薇が絡んで咲き乱れる光景
うん
決めた!
次はロサ・ダマスケナ!
いつか、花の時期には摘みたてのダマスクローズを湯船に浮かべてクレオパトラ気分を味わおう
あ~ぁ、もう、完全に脳内はハレの日!
雀の糞を侮るなかれ、何十年も必死に守り抜いて来た小さなこだわりを、たった2年で破壊してしまう、そんな力を秘めてたりもするのだから・・・
オオデマリは緑が抜けて、すっかり白くなりました
ちらほらと夏の気配も漂いはじめてます・・・
今日も御覧になって下さり有り難うございます
ではでは
ごきげんよう♪
紫檬