ゴマすりとは、へつらって自分の利益をはかること。人に取り入ること。というのが辞書の意味。

私はゴマすりが嫌い。そしてゴマすりが下手です。但し、ゴマすりをする人を否定するつもりはありません。立派な処世術だとおもいますし。
でも私はそこまでして出世したいとか、仕事をとりたい思わないので。ここら辺が自分がサラリーマンに向かないかもと思ってしまう一つの理由かもしれません…どう生きたいかの違いなんでしょうが。

では根回しはというと。
樹木を移植するに先立ち準備する一連の作業こと。転じて、物事を行う際に事前に関係者からの了承を得ておくこと(下打ち合わせや事前交渉などの段取り)を指す言葉ともなった。というのが辞書の意味。
私の認識では、こちらの描いた絵に賛同させるために下交渉なり事前段取りというのが根回しです。それをゴマすりと同様に括るのは違うだろ!と思うんです。(たまたま同様に扱う記事を見たもので)
確かに根回しの一つの手法としてゴマすりもあるでしょうが、高圧的な交渉やブラフを仕掛ける様な穏健じゃない手法も根回しにはあるはずです。根回しが重要と感じているからこそ、もっと奥行きのあるものだと思うんですが…

それとゴマすりが通用するのは、封建的で階層的な仕組み内でしょう。パワーバランスが崩れるなり、仕組みが変われば一気に無力化するのが恐いところです。これだけ変化が早い時代に、イエスマンばかりの組織は脆弱でリスキーです。私の主観は抜きにしても、ゴマすりに傾倒するのはどうかと思うのですが。