今や認知症は世界規模で大きな課題です。なかでも日本は、認知症患者の割合が先進国の中でもトップです。そして数年後には、日本の高齢者の“5人に1人”が認知症になる時代が来ると言われており、認知症は誰もが直面する問題といえるでしょう。
和田秀樹精神科医によると、「老化は感情を司っている前頭葉から始まる」と述べています。知的機能よりも感情機能の方が先に衰える。感情脳(前頭葉)の老化が始まると認知症が始まり、体も見た目も急速に老け込む。前頭葉の若さを保ち、感情の老化を防げれば、多くの惚け状態を未然に阻止でき、体や見た目までも若さを保つことができる。と、和田医師は述べています。
個人差はありますが、感情脳は40歳代から萎縮し老化を始めます。感情脳(前頭葉)が老化するにつれ、老化は全身へと広がっていきます。つまり、老化発症の引き金となる前頭葉を若く保てば、老化のスピードを遅らすことができます。体力や知的機能よりも、感情機能の方が先に衰えていくわけですから、前頭葉を意識的に多く使い、前頭葉を鍛え、前頭葉の機能を若くキープすれば、認知症だけでなく、体全体の老化をも大幅に遅らせることができます。
前頭葉は、感情機能をはじめ、自発性、意欲、創造性などのコントロール機能を司っています。感情の老化を防げれば、多くの認知症を未然に阻止でき、体や見た目の老化までもストップできます。普段から前頭葉が老化しないように、意識的に前頭葉を鍛える事が重要です。
● 前頭葉トレーニング
歩かなかったら私たちの足腰の機能は衰えていきます。筋肉も使わないとどんどん衰えていきます。同じように、前頭葉も意識して使わないと衰えていきます。前頭葉にもトレーニングが必要です。
和田秀樹精神科医によると、前頭葉の大好物は「ときめき」と述べています。「胸がワクワクするようなことを見つける」「楽しいと思えることは何でもやってみる」など。つまり「遊び心」です。もしも難しいようであれば、草花や畑の育成も良いでしょう。花の芽が出る・花が咲く姿などを見るのは、心がホッと和むものです。前頭葉の好刺激になります。
また、前頭葉の働きは、溜め込まれた記憶や知識などの情報を引っ張り出す「アウトプット力」に関わっています。インプットよりもアウトプットが大切です。アウトプット力を高める方法として、和田秀樹精神科医の著書「人は感情から老化する」や「40歳から始める脳の老化を防ぐ習慣」などに、アウトプットを鍛える方法が数々述べられています。
たとえば、
・「アレ「ソレ」を使わない ・ 思い出す努力をする ・ わからないことは素直に尋ねる ・ 日記に書き「出す」 ・ 新しい人と知り合う ・ 「どうお金を遣うか」を考える ・ 趣味を持つ ・ お金は「遣うときには遣う」 ・ 言葉と行動を「セット」にする ・ 変化を楽しむ ・ ひとつのことに30のアイデアを出す訓練をする ・ 愚痴を言わない ・ 「これまでどうだったか」よりも「これからどうするか」 ・ バラエティ番組は観ない ・ 若い人と付き合う ・ 積極的に議論する ・堂々と自己主張をする ・ 昔の自慢話はしない ・ おしゃれを楽しむ ・ ラクチンな服はきない ・ 時には盛装をする ・ 健康診断の値に一喜一憂しない ・ いつもとほんの少し違うことをしてみる ・ 笑う などなど
たとえば、日記に書き「出す」は、記憶を引き出す前頭葉の絶好なトレーニング方法です。記憶を引っ張り出そう、思い出そうという努力が、前頭葉のアウトプット力を高めます。今日は誰と会ったのか? どんな会話をしたのか? 昼は何を食べたのか? それは美味しかったのか? … そんな何でもないようなことを思い出そうという努力が、確実に前頭葉を活性化します。また、日記といっても大げさにかまえる必要はありません。別に長い文章を書く必要はありません。ほんの数行でもOKです。小林弘幸医師や樺沢精神科医などが勧めている「3行日記」で十分です。前頭葉トレーニングとして日記を書きましょう。ベストな方法は、寝る前に「今日あった3つの良いことを書き出す」方法です。寝る前に、今日あった良いことを考える習慣によって、前頭葉にポジティブ感情が生まれ、心地よい睡眠も身に付くことができます。
さらに前頭葉活性「3行日記」を続けていくと、日常生活の中で、ポジティブな出来事を見つけ出す能力が徐々に高まっていきます。退屈だと思っていた毎日、なんの良いこともなく、変化がないと思っていた毎日、辛いだけと思っていた日々の中にも、「アレ! ポジティブな良い出来事が結構あるじゃないか」ということに気づけるようになります。
さらに、このトレーニングを続けていると、次第に、人の良いところにも気づけるようになります。ほんの些細な出来事にも感謝できるようになります。その結果、自分自身までもがポジティブな人間に変わっていけます。認知症や老化対策だけではなく、幸福度までもグッと高まります。「書き出す」ことを就寝前の日課にすると良いでしょう。ちなみに高橋は、今回で4~5回目の挑戦になります。三日坊主の常習犯ですが、1日やれば1日の効果、3日やれば3日の効果があると思って、やらないよりかはマシだろうという気楽な気持ちで続けています。
● 効果アップに
脳活性サプリメント「プラズマローゲン」、乳酸菌生成エキス「智通」の服用。電子治療器をお持ちの方は「負電荷療法」をお勧めします。