現在田野市民球場と常澄総合グランドの駐車場で、倒壊した建物や塀、瓦などの廃材を受け入れています。地元の常澄は何度も見ているので、今日は田野市民球場に状況視察に行ってまいりました。
どんどん廃材が搬入され、山のように積み重ねられていきます。大谷石等は採石リサイクル会社に引き取られていきますが、それ以上に搬入量の方が多く、増える一方です。木の廃材や瓦などもどんどん積み重ねられていき、受付の職員も対応に大あらわでした。
少ない職員で、大量の搬入をこなしているので、現場では、搬入車の行列ができていました。
搬入してきた被災者に話を聞いたところ、これからガソリンが手に入るようになれば、個人の搬入がもっと増え、これ以上の行列ができるのではないかと話していました。
水害のときの方が多かったと担当者が話しておられましたが、それでもこれだけの量の廃棄物をきれいに処分するまでには、どれだけの日数と労力、そして経費がかかるのかと考えると頭が痛くなります。
国からも補助金が交付されるのでしょうが、それでも水戸市の負担分もかなりのものになることでしょう。
平成２３年度予算は既に成立しており、言うまでもなく、この災害に関わる予算は含まれていません。
まもなく新年度。災害復興のための計画をどのように進め、それに伴う予算をどのていど補正していかなければならないのか、またそれにより減額される政策が出てくるのか、また国からどのくらいの復興予算が来るのか、目先やらなければならないこともたくさんありますが、段々と復興の計画性が見えてこなければならないと思います。