Shogiotome vol.6 ABチーム | 女流棋士 高橋和の「将棋の森@kichijoji」

Shogiotome vol.6 ABチーム

昨日は何故か何をやってもうまくいかない一日でした(TωT)


仕事をしていても間違えたり、悩んだり。。。


でもそんな日もあるさ! と気持ちを切り替え夜はshogiotomeへ!


私にとって乙女たちとの時間は本当に本当にかけがえのない


ものになっています。将棋を上手になりたいと思うそのひたむきさが


好きなんです。そしてみんなそれぞれに個性があって面白くて


優しくて。。。 教えているときは一応先生と生徒さんの立場に


なりますが、そんなものはどうでもよくて、みんなが仲良く楽しそうに


している姿を見ていると、涙が出そうなくらい嬉しいんです。


あぁ、乙女を作って良かったなぁ・・・って。


そしてこれからもっとこの乙女たちの和を広げていきたい。


頑張りますぞよо(ж>▽<)y ☆


さて、昨日は格言「桂馬の高跳び、歩の餌食」を勉強しました。


本将棋をはじめて指す方は必ずと言っていいほど桂馬を


動かしたくなります。もちろん私も同じ道をたどりました。


でもどうしていけないのかを知っていれば、たとえ自分が


そう動かしてしまったときでもその理由がわかることになります。


地道なように見えますが、そうやって一つずつ覚えていく、


これが大切なのです。


それから初めての指導対局もしました。


乙女たちは8枚落ちでの対局です。対局前、あまりの駒のなさに


きっと「これなら簡単に勝てるんじゃない?!」と


思われたと思います。


( ̄▽+ ̄*) それが結構大変なのねん!


飛車や角をぽろっと取られてしまったり、竜になれなかったり。


今までは直接指導の機会はほとんどありませんでした。


なので、「もしや単なる将棋がちょっと強い人??」


と思われていたかもしれません。 でも昨日は


厳しいお稽古?!をしたのでようやく本物であることが


証明されたかしら・・・。


同じ8枚落ちでも一局も同じ形は存在しません。


そしてそこにはその人その人の個性が表れてきています。


既に「おっ、この乙女は伸びるぞ!」「これが分かっていないな」


「才能あるな」などいろいろ見えてくるのです。


それは強い弱いというところではなく、感覚としてわかるのです。


なので、私の本当のお仕事はどうやってそれぞれを


伸ばしていってあげるか、です。 一人として同じ人はいませんので


きちんとその方の性格を読み、正しいアドバイスをして差し上げる、


それでこそ初心者指導のプロであると考えています。


次回はいよいよ「戦法」を覚えますよ。