超初心者への指導について | 女流棋士 高橋和の「将棋の森@kichijoji」

超初心者への指導について

最近坊が毎日のように


「将棋指そう!」ニコニコ と言ってきます。


20級から始まった級も連勝を重ね、今では13級(和認定書付き)。


きっと道場では10級くらいかな。


現在では6枚落ちで指しています。


かなりタダで取られる前に気づくようになりましたが、まだまだです。


そうか、こんなことがわからないのか・・・と坊は目下私の実験台にひひ


非常に参考になります。



そこで少しだけ研究結果を発表したいと思いますクラッカー


その1: 歩が向かい合ったら必ず取る、を徹底。

     (ここで取らないほうが良い場合があるなどという高級なことは教えない)


その2:飛車に近い銀を必ず動かす。


その3:飛車が成る前に動かすことは基本的に厳禁

    (初心者はどうしても歩の上に飛車をもっていきたがる)


その4:二つの駒で攻める


その5:とどめの金を何度も繰り返させる



この5つを教えるときに徹底させるとそれだけでグンと棋力がアップアップします。


徹底させるというのが難しいことで、意味を理解しなくてもこれを続けていくと


そのうちに本当の意味を自分で理解していくのです。


理由はあとからで良い、と思いながら指導する重要性ということを


教える側も認識するだけで、超初心者の棋力はあがります。



あとは・・・その人(子)の性格を吟味しながら教えることですね。


ちなみに坊の場合、かなり打たれ強いので、雨とムチのふり幅を通常より


大きくとっていますべーっだ!   これ、重要。