閉塞のシステムの関係 | 阿武急と仙南の事を語るブログ

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12月に、ようやくして、徳島県で、道路でも鉄路でも走行する事が出来る、DMV、デュアルモードビークルが本格的に、実用化されます。そのDMVは、2004年から試作車を導入して開発が行われて来た、夢の又、夢といえる車でした。本来であれば、JRが実用化を2015年と予定していたものの、いろいろな事情によって実用化というのは断念されていた。その、DMVが、今年のクリスマスに、阿佐海岸鉄道という鉄道で実用化され、本格運行となるわけだ。

 

DMVの運行によって、国からは条件というのが付けられ、鉄道線路上では、電車を混在させて運行させてはならない(DMV専用とする)とされており、それも、閉塞というのに関係しているものと思われる。鉄道の安全を守る「閉塞」は、1つの区切りとなる区間(いわゆる閉塞区間)に1つの列車しか入れない措置としている。それによって列車の安全というのが守られております。そういったシステムは、軌道回路を活用したものが使われています。だが、DMVは、マイクロバス改造のため、車体が軽すぎるという事から、軌道回路というものが反応はしない事が考えられており、そういった点から、無線列車システムというものが使われている。そのため、鉄道車両では「軌道回路」、DMVでは無線による閉塞となるためでもある。

 

余談だが、一般の鉄道車両でも無線システムへと改修が実用化すれば、DMVと一般の鉄道車両が同じ線路を走れるという事も技術的には可能となるかと思われるが、コストを考えれば、その可能性は微妙なところかもしれません。