皆様、おはようございます。今回はDMVが電車との混在ができない理由の事をブログへ書いてまいります。
近い将来、徳島の阿佐海岸鉄道さんで実用化が予定されている、デュアルモードビークルDMVは、世界初としても注目されている車です。その車だが、電車とバスとの乗継解消、赤字ローカル線の維持、災害時の交通確保を可能とした優れものとされている。
そのDMVだが、運行開始されるのにあたり国からは、同じ線路では「電車と混在運行をさせてはならない」とされている。これには、電車の閉塞というシステムに関係している。
電車ですと、安全を保つ「閉塞」というのは、軌道回路によって実施されている。その軌道回路により、信号とかが制御されている。一方でDMVは車体が軽いため軌道回路というものが反応しません。そのため、DMVでは、GPSを用いた新システムによって閉塞というものが実施となる。
そういったところから、DMVと電車では閉塞システムが違う事から混在が出来ないという事になります。
仮に電車とDMVが混在できるようになる場合には、電車側の閉塞システムを新システムのものに改修しなければならなくなると考えられる。
今、電車の閉塞システムにもATACSといった無線列車制御システムという、無線を用い、軌道回路を使わない新たなる閉塞システムというのが導入されている。これが、地方のローカル線で実用すれば、DMVと電車が一緒に同じ線路を走るという事は技術的に可能ではないかと思います(あくまでも個人的な適当な予想)